登場人物

ふゆだこん子:つららの母で作者。元保育士。
つらら:2017年11月生まれの女の子。
前編・中編はこちらから↓
第27話





こん子さんからのメッセージ
いま振り返れば「あのときの私は産後うつだったんだろうなぁ」と思いますが、当時の私は無我夢中、一生懸命そのもので、そんなことを思う余裕さえありませんでした。
つららが泣き止まない、上手におっぱいをくわえてくれない、自分のちょっとしたミス…どこにあたれば良いかわからない悲しみが、頭の中にわぁ!っと押し寄せていました。
優しいアドバイスにさえ自分が攻められているような気がして、涙してしまったり…。
上手な手の抜き方、時間の使い方、頼り方、全てが分かりませんでした。周りに甘えたり、たまに外の風にあたるだけでずいぶん違う、ということに気づくまで、かなり時間がかかりました。
今つらいけど、「周りに甘えられる人がいない」という方もいらっしゃるかと思います。
自分のもとへ来てくれたかわいいかわいい赤ちゃん。自分は二の次。毎日一生懸命ですよね。
次の授乳のこと、成長のこと、明日のこと…考えることがいっぱいで、パンクしそうですよね。
でも、覚えておいてください。
頑張ってるお母さんのこと、誰も見てないわけではないんですよ。ちゃんと、赤ちゃんが見てくれています。
そしてその赤ちゃんは一年後、驚くほどの成長をあなたに見せてくれます。
そして、一日一日が、かけがえのない幸せな日々だったんだなぁと、思い出させてくれます。
この漫画を読んで、少しでも心が柔らかくなっていただけたなら、とても嬉しいです。
私と一緒に、手の抜き方を覚えながら、ゆっくり子育てしていきましょう。いつも、応援しています(^^)

ふゆだこん子
作者