登場人物
ツルリンゴスター(私):絵を描く主婦。30代。
アオ:2018年3月生まれの女の子。ツルリンゴ家のアイドル。よく眠りあまり泣かないびっくり赤ちゃん。
兄ーズ:長男5歳、こだわり強めのいいやつ。次男3歳、お調子者だが時に核心を突く。
夫:よく働く3児の父。家族が大好き。
第19話
ツルリンゴスターのあとがき
わが家の夏休みは短く、いつもお盆の前後1週間ほどです。
私と夫が共働きのため、小学生の長男は夏休みの大半を学童で過ごし、次男と末っ子のアオは保育園に通います。そのため私たちはこの1週間をとても大切にしていて、子供と一緒に、できるだけ普段とは違う体験をしたいと思っています。
田舎で育った夫は、義実家に帰ると、虫取りや焚き火、川遊びなどを熱心に子供に教えてくれます。
都会育ちの私にとっても田舎の生活は新鮮で面白く、子供と同じレベルで学ぶことができます。
おかげで私は結婚後、虫が平気になり、山道の車の運転が上達し、草むらのどこに気をつけて歩けばいいかを知り…それまで持っていなかったスキルをたくさん手に入れることができました。
義実家では普段の家でのルーティーンが大幅に崩れ、子供は食べたいときにそこにあるものを食べ、夜更かしをし、たくさんのおもちゃを買ってもらいます。
そして義母は驚くほどパワフルかつフラットな人で、子供たちもおばあちゃんのことが大好き。子供たちは義実家を「まるで天国みたいだ!」と思っているんじゃないでしょうか。
そんな義実家で過ごすといつも、子供たちの成長がぐっと進むような感触があります。
話す言葉が増えたり、アオのように食欲が爆発したり、「そんなことできるようになったの!?」ということが多々起こります。
普段の生活にはない動物や虫の声、泥だらけの手足、親以外の大人との関わりがそうさせるのでしょうか…不思議ですね。
今年も短い夏休みでしたが、子供たちが思いっきり楽しんでくれたので良かったです。あとは普段のルーティーンに戻すだけですね(これがまた大変なのですが…)。
ツルリンゴスター
作者