息子が生まれてからも、夫の生活は変わらない。
家事や育児は全て私任せで、いつも飲み歩き… 。
もう限界だよ…私達、別居しよう。
おかめさんの実体験をもとに、壊れかけた夫婦が家族になっていくまでを描く連載「今日から別居します」の最終話です。
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登場人物
おかめ:おまめの母。夫と子どもの3人家族。子どもが生後3ヶ月の時から休日のみパートで職場復帰。家事と育児の全般を担う。普通の幸せな家庭を築ければそれでいい。
夫:サラリーマン。独身気分が抜けず、ノリと勢いで行動して失敗しがち。飲み会が大好きで、我慢することが苦手。四角い部屋を丸く掃くタイプ。
おまめ:我が家の長男。
第24話
<おわり>
あとがき
ついに完結しました。
「こんな旦那ありえない」「こんな奥さんありえない」「なんで離婚しないの?」「どっちもどっち」「わかる」「うちも同じです」「共感しました!」
たくさんの感想をいただきました。
そうですよねぇという気持ちで一つひとつ受け取りながら思ったのは、夫婦の数だけ夫婦の形があるんだということ。そして、意外と同じことで悩んでいる人がいるということでした。
外からただ見聞きしただけではわからない、それぞれの夫婦の関係があるのだと思います。
私たち夫婦もそうですし、皆さんもそうだと思うのです。
もしかしたら私たち夫婦の形は、外から見ればおかしいのかもしれません。
でも、私たちなりに悩んで苦労して話し合って何度も失敗して出来上がった形です。
夫婦なら、妻なら、夫なら「こうあるべき」と思いがちですが、「案外そうでもないよね」と考え直してからは、夫婦の温度感がとても心地よくなった気がします。
だからこそ、私たちにとってあの半年間の別居は大事な時間でしたし、きっとあのまま対立しながら一緒に暮らしていたら今一緒にいないかもしれないなぁと思います。
別居なんてしない方がいいのはわかってるんですけど、別居中、夜な夜な養育費のことや貰える手当、保育園や仕事の求人情報を検索していたことを思うと、確実に今の方が幸せです。
別居を解消してから一年後のバレンタインの日、お互いの好きなところをたまたまお互い別の人から聞かれるということがありました。
家で「こういう話をしてね…」と話すと、夫も話したというので、お互いになんと答えたか言い合ったんです。
そしたら、二人とも「こんなに一緒にいるのが大変な私(俺)と一緒にいてくれるとこ」と言っていました。
私たち夫婦はこれでいいんだなと思えた瞬間でしたし、多分死ぬまで忘れない出来事です(笑)
最後になりましたが、初めての長期連載を支えてくださったninaruポッケ編集部のSさん、Oさん。夫婦のことを描いていいよと快く言ってくれた夫。そして約一年間読んでくださった読者のみなさま、本当にありがとうございました!
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