1年生パパの徒然日記

育児のバランス|1年生パパの徒然日記#5


パパ1年生のパパ頭さんが、家族と過ごす何気ない日常の中で感じたことを徒然と書いた日記。

第五回は、ママ・パパ・子どもの全員にとって、バランスの良い育児を探っていこうとするお話です。

必要なことをしたのに、息子は満足しなかった

パパ頭さん

ある休みの日のこと。

私はご飯をつくり、洗濯機をまわして衣服を干し、風呂とトイレを磨いた。

妻は息子にご飯を与え、食器を片付けて洗い、すべての部屋に掃除機をかけた。

あっという間に時間はたち、それらが終わった頃にはもう昼にさしかかっていた。

パパ頭さん

一息つこうかと思ったのも束の間、息子がじゃれついてきて、遊んでほしいとせがんでくる。

正直こちらは疲れきっている。

遊ぶにしても、もう少し後にしてほしいのだが、そうこうしているうちに息子の機嫌は悪化する一方…

このままではまずい!


息子を起こし、布団を片付け、ご飯を与え、部屋を綺麗にし、服をあらった。

息子のために必要なことを、サボるでもなく、妻と二人でやりきった。にも関わらず、肝心の息子が欲求不満。

足をばたつかせながら、泣き叫び怒り倒しているではないか。

いったいこれはどうしたことか。

「つくる」育児と「触れ合う」育児がある

パパ頭さん

ふと思った。

小さな子どもに対する育児には2種類あるのかもしれない。

「間接的育児」とは、掃除や料理など、主に子どもの環境をつくる育児のこと。

子どもと一緒にやることが基本的に難しく、むしろいない方が行いやすい。

結果として子どもは阻害されがちで、寂しくさせてしまいやすい特徴を持つ。


「直接的育児」とは、絵本を読んだり積み木で遊んだり、主に子どもと触れ合う育児のこと。

子どもと一緒にやるのが醍醐味であり、子どもからは基本的に喜ばれる特徴を持つ。

これら2つの育児は、子どもにとっても、また大人にとっても、バランスが大事なのだと思う。

2つの育児が揃って、子どもは伸び伸び育つ

パパ頭さん

子どもにとってのバランスとはつまり、育児される側の話だ。

子どもにとって、適度な睡眠、栄養のある食事、綺麗な環境、これらはいずれも大切だ。

しかしそれさえあれば、あとは放置しておいても健全に育つのかと言えばそんなことはない。

家事はばっちりでも、まったく構ってもらえなかったら…私が子どもだったら泣いちゃうだろう。

逆に、つきっきりで遊んであげていたとしても、極端な話、飯も風呂も抜きだったらどうだろうか…やはり私が子どもだったら泣いちゃうだろう。

先に上げた休日の話にしても、間接的育児は十分だったかもしれないが、直接的育児については不十分だったのかもしれない。

子どもからしたらば、育児はバランスよくしてもらいたいだろう。

私たち大人にとっても、バランスは大切なんだ

パパ頭さん5

一方、大人にとってのバランスとはつまり、育児する側の話だ。

育児に関わるメンバーは、家庭によっても違うだろう。

しかしそのメンバーは、先述した二つの育児に対してバランスよく参加するのが望ましいと思う。


例えばパパが直接的育児ばかりをやり、ママは間接的育児ばかりやっていたとしたらどうなるか。


おそらくいい結果にはならないのでないかと思う。

最悪の場合、パパが子どもと一緒になって遊んでいるかたわら、ママはひたすら家事に従事させられ、挙句の果てに子どもから好かれるのはパパ、ということになりかねない。

そんなパパが、まるで育児全般をやっているかのような面をしながら

「今度の休みは、皆でどっか遊びにでも行こうか」なんて言いだしてしまったら…。

例えそれが善意による発言で、子どもも喜んでいたとしても、きっとママのリミットゲージは限界に達するだろう。

お互いが少しずつ負担を減らせるように

パパ頭さん

もちろん聖母のように優しいママならば、すべてを赦し、平和な日常は続いていくかもしれない。

あるいは果てしなくタフで、超人的な体力を持つママならば、全てそのマッスルで乗り越えていくのかもしれない。

でももし私がママだったら、たぶん病むと思う。


大人にとっても、育児の分担はバランスが大切ではないか。


人によって得意不得意、好き嫌いがあるだろうから、内容についてはパートナーとよく相談しながら決めるのが良いのだと思う。

そうやって言葉を交わし、少しずつお互いの負担感を減らしていくことで、子どもにとって嬉しい、ママパパにとっても楽しい、皆が豊かな気持ちになる育児に、繋げていけたら良いなー、と思いました。

パパ頭さん
パパ頭

パパ頭

作者

子どもや妻との日常をマンガにしております。Twitterブログもやってるので、ゆるい気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。LINEスタンプも発売中です。