登場人物
ツルリンゴスター(私):絵を描く主婦。30代。
アオ:2018年3月生まれの女の子。ツルリンゴ家のアイドル。よく眠りあまり泣かないびっくり赤ちゃん。
兄ーズ:長男5歳、こだわり強めのいいやつ。次男3歳、お調子者だが時に核心を突く。
夫:よく働く3児の父。家族が大好き。
第27話
ツルリンゴスターのあとがき
とても久しぶりにninaruポッケで漫画が描けて、嬉しく思っています。
世界の情勢が思いもよらない方向に怒涛の変化をするなか、私は4月はほぼ休みになり、毎日子供3人と試行錯誤しながら家で過ごしています。
現状のいろいろなできごとに対して思うことはたくさんありますが、今回は私のいつものあとがきのように、「子どもとのおうち遊び」について書きたいなと思います。
漫画のように、急に思い立ってダンボールハウスを作ったり、子どもの好きな生き物を工作で作ったりするのは、子どもと遊ぶためというよりも、私の楽しみのため、という部分がかなりの割合を占めています(笑)。
そのため、作っている間は子どもは放置され、完成すると一瞬テンションを上げてくれるものの、すぐに飽きて作品は放っておかれるということがよく起こります。
長男が小さいとき、子どもと創作遊びをするのが夢だった私は、自分の甘さを痛感しました。
子どもたちが粘土で遊ぶのは良いのですが、粘土がへばりついたカーペットを掃除することや、寝る直前にそれをされることを面倒に感じます。
絵具でめちゃめちゃに描かせたいという夢は、賃貸の壁の前に脆く崩れ去ります(どんなに汚してもいいという環境を用意するのは中々重労働です)。
紙の隅に絵を描き、白いところがたくさん残っているのに、すぐ次の紙、すぐ次の紙と描いていく姿に、何と声かけをしたらいいのか迷います。
そして当たり前のことですが、創作が元々そんなに好きではない子もいることを知りました。そもそも、「自分が好きなことは、子どもも勝手に好きになるはず」なんてどうして思っていたんだろう…。大反省しました。
そんななか何度も子どもと創作遊びをして、小さい手でも使える道具を揃え、片付けるまでの流れを最初に決め、私は思いっきり作りたいものを勝手に作ってお披露目する、というスタイルに落ちつきました。
すると今では作って欲しいものをリクエストされたり、方法を聞かれたり、子どもが勝手に創作して見せてくれるようになりました。
押しつけにならないよう…と心にひそかにあたためていた夢が叶い、私は今とても嬉しいです。
ただ、寝る直前の粘土遊びだけは断ってしまいがちですが…。
ーー
家で過ごす1ヶ月、子どもたちが先生・保育士の方からプロの教育を受けられていたことと、友達からいろんな意見を聞けて考える機会に溢れていた環境のありがたさを痛いほど感じています。
1日でも早く、子どもたちが安心して権利としての教育を受けられる場が用意されることを願っています。
みなさまもどうかお体にお気をつけて、ご自愛ください。
▼感想やツルリンゴスターさんへのメッセージはこちらから!
◆「ツルリンゴスターの毎日はなまる」を読むならアプリが便利!
ツルリンゴスター
作者