まだ世の中では「主夫」という選択をする家族が少ないなか、旦那さんに主夫をお願いした弓家さん。
“幸せは、誰かが決めるのではなく自分たちで選ぶ”をモットーに、弓家さん夫婦が「幸せな家族の形」を模索していく姿を全24話で描きます。
↓前回のお話はこちら
登場人物
私(キョン):ブロガー、イラストレーター。過去病んでいたが一周回って明るい性格。突然の思いつきにより夫を振り回している。毎日の晩酌と読書は欠かせない。夫には「キョン」と呼ばれている。
夫(夫さん):元ダイニングバーの店長。飲食店歴が長く、料理はプロ。温厚で、滅多に怒らない。片付けが苦手。晩酌用のおつまみを考え作るのが好き。私には「夫さん」と呼ばれている。
息子:もうすぐ3歳。ミニカーというミニカーに狂う男児。特に好きなのは消防車で、地元の消防署の方々に顔を覚えられているほど見学に行き熱狂している。
第3話
<つづく>
あとがき
前回からすでに「夫さん腹たつ!」と感想をいただいております。笑
今でこそ仲良しですが、こういう時もあったんですよね。
この時だって仲良しではありましたが、本当の意味で平等ではなかったのかなと思います。
それが漫画の中で私がもやんとしてた理由。
本当の意味での夫婦の平等って、なんでしょう?
今でもはっきりとはわかってないけど、ざっくり考えてみました。
私は学生だった頃、父に「誰のおかげで飯を食えてると思ってるんだ!」と言われたことがあります。今でこそ「おいおい子どもにそれ言っちゃあやばいやつだよ」と思います。笑
「大黒柱」って言葉がありますよね。
家庭内で稼いでる人が偉いって意識から生まれた言葉だと思うんですけど、共働き世帯が増えた今の時代にはあまり合ってない言葉かなぁと思います。
でも当時の私は、やはり夫が稼いでるから、稼いでいない私が家事や育児をお願いする時になんとなく「悪いけど」って言葉を使っていたんだと思います。
…これって平等なのか?なんか違うなと思ってもやんとしていました。
今は自分が稼ぐ側に回ったけど、「大黒柱だからああして、こうして」とは思いません。もちろん「私のおかげで飯が食えてんのよ」とも思いません。
今日も仕事をさせてくれてありがとう。
息子と遊んでくれてありがとう。
ごはんを作ってくれてありがとう。
本当の意味での夫婦の平等とは、お互いの今日の行いに心から「ありがとう」と言える関係だと思っています。
おまけコラム<主夫メシvol.3>
<材料>
・ハム 2枚
・スライスチーズ 1枚(半分に切る)
・餃子の皮 4枚
<作り方>
①餃子の皮の端を水で濡らして4枚を正方形になるように並べる。
②ハムとチーズを乗せて皮の端を水で濡らして包む。この時、なるべく空気を抜く様に包むと焼いてる時に破れなくなる。
③フライパンにサラダ油を入れ、中火で焼く。
④両面に軽く焼き色がついたら、水大さじ2〜3を入れ蓋をして弱火で2分蒸し焼きする。蓋を取り、水分を飛ばして焼き色が付いたら出来上がり。
<夫さんポイント♡>
もし餃子の皮が多めに余っていたら、6枚で作るとよりもちもちになります。
冷蔵庫にほんとーに何もないときに作りました…冷蔵庫に何もない時ってあんなに焦るんだなと思いました…笑
次回予告
旦那さんとの家事育児の意識の差にモヤモヤを抱える弓家さん。ある日、旦那さんに家事分担の見直しを提案してみますが…。
「俺、けっこうやってる方だと思うけど?」
次回は2020年7月2日(木)公開予定です。
お楽しみに!
弓家キョウコ
作者