登場人物
マキ:ビール党の29歳
トモヤ:クールな年長さん
夫:家事も育児も頑張りはじめた33歳
シェフ:マキを可愛がってくれる頼れる姉御
第4話
あとがき
昔、友人が言っていました。
「うちの夫はいつも『俺はこんなにやってる』って言う。でもさ、自分のこと『こんなにやってる』なんて、思ったことある?ないよね?本当にやってる方はさ、毎日『何も出来なかった』って思ってるじゃん」
確かに。
こんなにやってるはずなのに、なんでこんなにやれてない事がたくさんあるんだろう?
私はそんな風に、毎日途方に暮れています。
育児も家事も、「もっとこうしてやりたい」「ああしてやりたい」が無限に出てきます。
でも体力や時間は有限だから、どこかで折り合いをつけて日々を営んでいます。
その限られた体力や時間の中で、できれば優先順位を決めて、整理整頓してキチンと明日に運んでやりたい。
けど、実際はグチャグチャに丸まったまま明日に転がっていってるような感じ。
もう少しだけ余裕が欲しい。
時間や、お金や、心の余裕が(そして無限の体力が欲しい)。
ただ、どれだけやっても
「私はこんなにやってる。もう充分だ」
なんて思える事はないんじゃないか、という気もします。
余裕ができればできたで、もっとやりたかったあんな事やこんな事を詰め込んで、やっぱりグチャグチャになりながら、より良い明日に向かって元気に転がって行くのでしょう。
そんなことを考えながら描きました。
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ニシハラハコ
作者