チリツモルさんの息子さんは、言葉の発達がゆっくり。なかなか言葉がでないことに悩み、市の親子教室に通うことにしたお話は今回が最終回です。
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登場人物
パパ:息子への愛が一方通行でもめげないポジティブなアラサー男
ムスコ:父への態度が基本塩対応、でもたまにデレるという小悪魔な一面を隠し持つ幼児
ママ:ふざけることが大好き、毎日いかに楽をして1日を過ごすかばかり考えているアラサー主婦
第35話
<おわり>
あとがき
最後まで息子の発語に関する話を読んでいただき、ありがとうございました。
1話目の清書を描いていたとき、この漫画を描くことに迷いが出てきて最後まで無事に描きあげられるか心配でした。
読んでくださった方から頂いたメッセージやコメントを読ませていただいて、あたたかい言葉の数々に励まされ背中を押され、最後まで描くことができました。
本当にありがとうございました。
現在は次男が誕生したばかりなのでこの親子教室はお休みしていますが、家での生活や体調が落ち着いたらまたこちらの教室にも通い始める予定です。息子の様子を見ながら、今後通う施設をいくつか紹介していただく流れになりました。
この教室で出会った先生は凄く気にかけてくださって、里帰りをしていた時も、お産を終えて家に帰ってきてからも、電話をしてきてくれたり家に訪問してくださったりしています。
通い始めた頃は不安でいっぱいでしたが、息子と2人で毎週バスに乗って景色を眺めながら通ったことや、沢山の方とコミュニケーションをとって気持ちが軽くなったこと、息子の教室での様子を夫に報告できること、全てが教室に通う前にはなかったことなので、新鮮で刺激的で。
もともとは息子のためにと思って始めたことが、自分にとっても凄くいい影響を与えてくれていたと気づきました。
子供のことを一緒に見守ってくれて、一緒に考えてくれて、それぞれに合った的確なアドバイスをしてくれる。信頼して相談できる相手がいるっていうのは、こんなにも心強くて安心できるんだなと知って、教室に通い始めて本当に良かったと思いました。
子供にもそれぞれ個性があって成長スピードがあって、周りと比べるべきではないと分かっていながらも人並みであって欲しいと考えてしまうのは、親であれば当然で仕方のないことだと思います。
どうしても出来ないことに目が行きがちで、検索魔になって落ち込んだり、周りの目を気にしたり、自分を責めたり。
きっと何度も、この壁にぶつかるんだと思います。
でも、息子が出来るようになったこと、得意なこと、好きなことに目を向けてみると、息子の成長をとても実感できて、好きなことをしている時の笑顔でいてくれる時間をもっともっと増やしてあげたいと改めて感じました。
連載を描くきっかけをくださったninaruポッケさん、担当の石川さん、そして読んでくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
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チリツモル
作者