登場人物
立藤家
息子「まる」:2016年10月生まれ。食べることと電車が大好きな2歳児。基本的にいつもご機嫌。
母(作者)「はな」:普段は飲食店で働いている、28歳のちょっとコミュ障なシングルマザー。
はなの家族
父 ・母 ・姉:両親は、はなが高校卒業後に離婚。それぞれ新しい家庭を持っている。
その他
元夫「もとお」:はなの元夫。まるが産まれて間もなく不倫をして、三行半を突きつけられた。
第6話
はなの後書き
親子で外出していると、ご高齢の方がよく声をかけてくださいます。
なかには「まだオムツしてるの?うちの子の時はね…」と、ご自身の子育て時代と比較しながらお話される方もいたり…。
これまで、そういった言葉はあまり気にせず、聞き流すようにしていたのですが
「もう保育園に…?かわいそう」
という言葉は、心にぐさりと突き刺さりました。
まるを保育園に通わせることは、それほどまでに自分の中で葛藤していたことだったのです。
この一言をかけられたことで、心の奥にしまっていたはずの
「やっぱり私の選択は、まるにとって良くなかったのでは?」
という疑問と後悔の念が、強く湧き上がってきたのでした。
立藤はな
作者