登場人物
ツルリンゴスター(私):絵を描く主婦。30代。
アオ:2018年3月生まれの女の子。ツルリンゴ家のアイドル。よく眠りあまり泣かないびっくり赤ちゃん。
兄ーズ:長男5歳、こだわり強めのいいやつ。次男3歳、お調子者だが時に核心を突く。
夫:よく働く3児の父。家族が大好き。
第22話
ツルリンゴスターのあとがき
アオは歩けるようになったことが本当に嬉しいようです。
保育園の出口から駐輪場まで、いつもなら1分もかからない道を、初めて靴を履いてたっぷり10分かけて歩いたときのアオの姿は、私だけでなく、すれ違う先生や他の保護者の方まで笑顔にさせてくれました。
今年の4月に入園したとき、3月生まれで一番小さかったアオはまだハイハイばかりで、園でのお散歩も、ずっと散歩車に乗って他のみんなに付いていっていました。
散歩車に一緒に乗っていたお友達が、一人、また一人と歩けるようになって卒業していくなか、連絡ノートに
「アオちゃん、今日は初めて自分で歩いてお散歩に行きました。みんなの後を嬉しそうについて行っていました。」
と書かれているのを見たときは、本当に嬉しかったです。
兄2人は、赤ちゃんだったアオがこんなに短期間で歩けるようになるとは思っていなかったようで、驚きと心配と愛しさで、
「ここに”だんだん(段差)”があるよ!」
「車がくるかもしれない!抱っこしてもらう?」
とボディガードのようにびったりと付きまとっています。
アオはそれがとっても迷惑で、漫画のようによく怒っています。
生まれてから 寝返り→首すわり→ハイハイ→立っち→歩く…と、どのタイミングでも兄2人が「こうするんだよ!」とアオの先生になってくれていました。
その光景はこれからも、私と夫の中で大切な思い出になり続けると思います。
おめでとうアオ。
これからたくさん歩いてたくさん転んで…付いていくだけじゃなくて、自分で道を選んで進めるようになるね。
ずっと応援しているよ!
ツルリンゴスター
作者