登場人物
私(キョン):ブロガー、イラストレーター。過去病んでいたが一周回って明るい性格。突然の思いつきにより夫を振り回している。夫には「キョン」と呼ばれている。
夫(夫さん):主夫。元ダイニングバーの店長で料理はプロ。温厚で、滅多に怒らない。私には「夫さん」と呼ばれている。
息子:3歳。ミニカーというミニカーに狂う男児。特に好きなのは消防車で、地元の消防署の方々に顔を覚えられているほど見学に行き熱狂している。
↓前回のお話はこちら
これまで「男の子なんだから」と言うことが多かった夫さんの考え方が変わった理由とは…?
最終話
<おわり>
あとがき
性教育って子どもの人生を豊かにするおまじないなんじゃない?
と書きましたが、
子どもだけでなく、パパ・ママにとっても豊かになるおまじないになったらいいなぁと思っています。
「おまじない」という言葉は漢字で書くと「お呪い」と書くんですが、「呪い」と同じ漢字なんですよね。大分前に知ったとき少しびっくりしつつも、妙に納得しました。
言葉というのは言い方一つで「おまじない」にもなるし、「のろい」にもなったりします。
私自身、子ども時代は親からのさまざまな言葉が呪いのように降り掛かり、大人になってもそれらに縛られ、好きなことを好きだと思えなかったり、自分のことを好きだと思えるまでに随分時間がかかりました。
自分が子どもにかける言葉は、彼自身を縛る「のろい」ではなく、彼自身を守る「おまじない」であってほしい。
そしてまた彼自身も、おまじないのような言葉を誰かにかけられるようになってほしい。
どんな言葉をかけたらいいのか…言葉一つで「のろい」にも「おまじない」にもなりうるなんて、少し怖く感じてしまっていた時もありました。
でも今は、葛藤はありながらも、怖さは感じていません。
信頼と尊重が、言葉をおまじないに変えるんだと思います。
親としての責任、みたいに、プレッシャーを感じながら始めた性教育でしたが、思いがけず大切なことを学びました。
自分が描く作品も、誰かの「おまじない」のようなものになることを願っています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
次回連載もお楽しみに。少し待っていてくださったら嬉しいです。
↓第1話から読み直す
編集部より
全15話お読みいただきありがとうございました!感想もたくさんお送りいただき、本当にありがとうございます。本連載が、性教育について考えるきっかけになれたら嬉しいです。
弓家さんの次回の連載もお楽しみに!
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弓家キョウコ
作者