登場人物
第6話
第5話はこちら↓
3歳児検診から1年後、区の保健師さんからはるさんのその後の様子を尋ねる電話がありました。
簡単な発育についての質問に、はっきりと答えることができず「はるさんのこと何もわかっていない」ということを自覚することになります。
はるさんとのふれあいが減っていたことはわかっていたけど、こんな質問にも答えられないんだ、ということがとてもショックでした。
働いて家計を支えているという自負と、好きな仕事なのでやりがいを感じて向き合っていた仕事。
それでも産前のようにやりきれていないむなしさと、家庭や子どものことには全然向き合えておらず「これが私のやり方なのだ!」とも言い切れない自分。
保健師さんは、この時の私の返答の様子を気にかけて、後日あらためて連絡をくれました。
そのことがきっかけで、私の迷える心に光がさしこんでくることになります。
次回
2021/2/18(木)公開予定。お楽しみに!
まあこ
作者