新米パパママのみずきといくみが、少しずつ”親”になっていく物語を、なかじまさんが描きます。
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登場人物
森いくみ:28歳。元カフェ店員で料理好き。口数は多くないが、思っていることは率直に言うタイプ。あっさりしているが、あとで一人落ち込むこともある。もともと子供好きというわけではない。
森みずき:28歳。嘘がつけず、感情がすぐ顔に出るタイプ。言わないとやらないが、言われたらすぐにやってくれる。もともと子供が大好き。
森そうた:生まれたばかり。どんな子に育っていくのでしょうか。
第10話
<おわり>
作者のあとがき
親になって改めて思うことは、「自分の気持ちは、ちゃんと言わなきゃ自分が思ってるより全然全然ぜーんぜん伝わらない」ということです。
勘の良い、もしくは心が読める力を持った超人の方なら言わなくても大丈夫なのかもしれませんが、我が家の夫は(私も)そうではないので、いちいちいちいち言うようにしています。
私もはじめの頃はやはり「なんでこんなことも気付いてくれないのか」とイライラしていました。指示することの労力さえも、腹が立っていました。
でもみずきくんのように、我が家の夫は「やって」と言えば文句言わずやってくれることに気付き、そこからは開き直って、とにかくやってほしいことは言葉にしてお願いするようにしました。
夫も訳が分からないまま私にイラつかれるより、よっぽど楽そうです。もうね、気付けない人は気付けないのだと思うんです。意識の低さ高さの問題ではなく、人間は空を飛べない、くらいの話で。
それに私だって、夫は出来るけど自分は出来ないことが沢山あります。なので、お互いに補い合うしかない…というか、補える相手がいてラッキーなのかもしれません。
この事実はついつい忘れてしまい…なんで私ばっかり…となりがちなので、その度「人間は空が飛べないし、夫は鈍感だし、私はズボラ!」と思い返すことにしています。
今回が最終話となりましたが、読んで下さった方々、コメントを下さった方(とても励まされました!)、ninaruポッケ編集部の皆様、担当の石川さん、本当に本当にありがとうございました。
お元気で^^
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