登場人物
ツルリンゴスター(私):絵を描く主婦。30代。
アオ:2018年3月生まれの女の子。ツルリンゴ家のアイドル。よく眠りあまり泣かないびっくり赤ちゃん。
兄ーズ:長男こだわり強めのいいやつ。次男お調子者だが時に核心を突く。
夫:よく働く3児の父。家族が大好き。
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第30話
ツルリンゴスターのあとがき
3人の子どもを育ててきて、8年間送迎を共にしてきた自転車は、私の育児にとって「なくてはならないパートナー」と言えるでしょう。
それほど「子どもを連れての移動」というのは育児の中で親を悩ませるコンテンツです。
保育園に子どもを預けて働く場合、子どもの送迎は天候に関わらず毎日クリアしなければならない課題となります。車の運転が得意とは言えず園の送迎バスも無かったので、8年前の私は子ども乗せ電動自転車を選びました。
1歳になったばかりの小さな長男を初めて自転車に乗せたときはとても緊張したのを覚えています。「これから毎日子どもを乗せて保育園の送迎をする。何年も、どんな天気でも、絶対に無事故で!」というのは結構プレッシャーで、それはアオの送迎をする今も続いています。
朝は仕事の始業時間に間に合うよう焦り気味になりやすく、帰りは仕事の疲れで集中力が散漫になりがちです。
そんななか小さな子どもは、ヘルメットやベルトが嫌で泣いたり、保育園に行きたくなくて泣いたりと、大人の都合には合わせてくれません。送迎する子どもの人数が増えるとプレッシャーと大変さは更に数倍になります。
自分がまさかこんなに長い間子どもの送迎をするとは思っていなかったので、自転車の方が悲鳴を上げることになってきました。
パンクは何度かしましたし、買って5年目には足回りの部品ほぼ全てを入れ替えることになり、ブレーキも擦り切れるので2年に一度は交換、バッテリーも今は3代目です。
それでも、この自転車に乗りながら「今日はどんなことしたの?」「保育園楽しかった?」と子どもと話す時間はとても特別で、子どもからいろんな話が聞ける大切な時間でした。
奇跡的にこの8年間、大きなケガもせず送迎ができているのはこの相棒のおかげです。ときどきメンテナンスしながら、あと3年頑張ってもらいたいですね。
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ツルリンゴスター
作者