こんにちは、スガカズです。
うちは長男と次男がADHD(注意欠陥多動性障害)ですが、ADHDと一口に言っても、その子によってタイプが違います(★)!これは次男も長男と同じADHDだとわかったときに、痛感しました。
長男に多少ASD(自閉症スペクトラム)があることも関係していると思います。
今回はそんな特徴が違う長男と次男を、比べてみたいと思います。
「ADHD」と一口にいっても、特徴は人それぞれ。多動や注意の欠如といった共通の症状ももちろんありますが、どの症状が強く出るかや、どんな症状を併発しているかは人によって違うので、現れる特徴も異なるのです。
ADHD男子たちが3歳頃の特徴
● 長男
3歳児健診で「多動」でひっかかる。指示がとおりづらい。言葉の遅れはないが、口数が少ない。パズルが超得意!
● 次男
3歳児健診でひっかからず(★)。行動は遅いがやる気スイッチが入ると超早い。長男よりもコミュニケーション能力が高い。
ADHDの症状が顕著に出始めるのは3〜6歳頃なので、この頃の健診などで指摘されてADHDがわかることもあります。しかしなかには、大人になってから自分がADHDであるということに気がつく人もいます。つまり、ADHDがいつわかるかや、いつ診断されるかは、人ぞれぞれ違うのです。スガカズ家のように3歳児健診でわかることもあれば、わからないこともあります。
ADHD男子たちが5歳頃の特徴
● 長男
知能検査を受けて知能は年齢以上と出る。多動やこだわりはあるが性格が温厚なので、周りからも指摘されづらい。
そのためADHDと診断されず、療育センターで行っている早期療育(★)も受けられなかった。(今思うと受けたかった…。)
●次男
私が長女を妊娠中に、赤ちゃん返り。このことをきっかけに、多動が目立ちはじめる。
保育園の先生から、癇癪や行動の遅れを指摘されて、ADHDかもしれないと判断。長男の主治医に相談したが、病院の予約がなかなかとれない状況が続いた。
「療育」とは、障害のある子供が自立した社会生活を送るための教育や支援のことです。子供の特徴や性格に合わせて様々な方法があります。療育を子供が小さな頃から行うことを「早期療育」といい、発達障害がある子供にとって効果的だと考えられています。自治体が運営する療育センターや、民間の企業などが運営する教室が全国各地に増えていますが、受け入れられる人数が少なかったり、条件が厳しかったりして、長男くんのように希望通りに通えないこともあります。
ADHD男子たちが7歳頃の特徴
● 長男
小学校でスクールカウンセラーに、「この子は他の子と違うけど、得意なことがはっきりしている。得意なことを伸ばせば人生が輝く」と言われる。
子供との関わり方に迷っていた時期でしたが、救われた気分になりました。
● 次男
2年越しに病院の予約が取れて受診すると、病院の心理士さんが「今まで大変だったでしょ?よく頑張ったね」と私に一言。
小学校に上がっても癇癪が改善せず、精神的に参っていた時期。誰にも愚痴を言えず一人で抱え込んでいたなかでの専門家からの言葉に、「自分の気持ちを理解してもらえた」と、涙が出ました。今でもとても励みになっています。(★)
ADHDに関する相談は、小児科や児童精神科のほか、自治体の保健センター、自治体の相談所、学校などで行うことができます。ママやパパ、または本人だけで頑張ろうとするのではなく、医師や心理士、カウンセラーといった専門家の力を借りることが大切です。困ったときや気になることがあったときは、気軽に相談してみましょう。
ADHD男子たちの現在の特徴はというと…
● 長男…11歳。
クラスメイトとのコミュニケーションが円滑ではないのと、こだわりが強いので不安なところはあるが、工作が得意なので、「工作博士」と言われている。
● 次男…8歳。
小学校に入学して1年間は問題が多くて正直大変だったが、癇癪も改善しているし、友達もまぁまぁいる。運動神経が良い。
ADHDの子供ふたり、特徴はそれぞれ違う!
このように、長男も次男も同じADHDなのに、特徴は違うし、専門家からの反応も全く違っていました!なので、関わり方の正解もそれぞれ違います。
私自身、特徴の違いに振り回されたり、悩み多き時期もありましたが、現在は吹っ切れて子供たちと関われるようになりました。毎日予想できないことの連続で、まるで難しいパズルを解いているような感覚。大変だけど面白いです!
定型発達のお子さんでも、親の予想がつかないことがたくさん起こると思うし、性格や特徴もそれぞれなので、同じなのかもしれませんね。
次回は、そんな大変なことがたくさん起こる育児において、私が心がけている子供たちとの接し方をお伝えしようかと思います!
スガカズ
作者