育児をしていると、「後からみれば些細なこと」と思うことでも、渦中にいるときはそう思えないことってありませんか?例えばそんなときに、●●がいたら…。
「わたし」の育児の悩みを、ちょっと不思議な存在がサポート。あひるさんが描くファンタジーとリアルが混ざった育児漫画、スタートです!
登場人物
わたし(ママ):心配性だけどマイペース
娘:優しくてお世話好き
パパ:楽天家でのんびり屋
後ろの人たち:今は謎の存在…
第1話
娘がうまれたばかりのときの話。
家族が娘をかわいがってくれることは嬉しかったのですが、ママになりたての私とは温度差が少しあり…
塞ぎ込むわたしの前に突如現れた、影の存在とは…!?
あとがき
今でこそ、娘のことを「かわいいかわいい」と言っているわたしですが、実は娘が産まれて1ヶ月ほどは「かわいい」と思えませんでした。
いや、かわいい瞬間はあるのですが、すぐに消えてなくなりそうなフニャフニャの小さな命を守る責任感に押しつぶされそうで「かわいいと思う余裕がなかった」というのが本音です。
しかも、娘はよく泣く寝ない子だったので、寝不足で心身ともに疲れきっていました。心の中は「不安だ…」と「寝てくれ…」に占拠されています。
今なら、自分の気持ちを冷静に分析できるのですが、当時は「母親なのに、夫や両親が言うほどかわいいと思えない。こどもが産まれて嬉しいはずなのに、泣いてばかりいるわたしは母親失格だ」と思っていました。
それと同時に、新しいオモチャのように可愛がる周りに怒りを覚え…(本当はそうじゃないのですが、当時の心境ではそう感じていました)。
なので、こっちは「必死の思いで寝かせたんだから!!触らないで!!」と、常にイライラしていて、怒ったり、泣いたりの毎日でした…。
(次回につづきます)
あひる
作者