このコーナーでは、編集部がピックアップした様々な作者さんによるマンガをご紹介します。
東日本大震災から9年。今回から、いざという時のために備えておきたい、防災についてのお話を全5回に渡ってお届けます。
4歳と0歳の2人のお子さんのいるちーさんは、大きな台風が来たとき家族で避難所に行きました。
そこで感じた避難所のリアルな実情と、持っててよかったもの・今後準備しておこうと思ったものや、子連れで避難する際の心構えについて教えてもらいました。
ためらわず、早め早めに避難しよう!
子供を不安にさせないために
私自身、実際に避難してみて学ぶことが多くありました。
子連れでの避難の際、命に関わるかもしれない災害で親も心理的に切羽詰まっていると思います。
子供を不安にさせないために、好きなおもちゃやお菓子を用意したり、「今日はお泊まりだよ」と声かけをしたりと、「いつものお出かけ」感を作ってあげることも大事かと思います。
きょうだいがいるママへ
また、避難所では娯楽がないため子供が退屈します。
まして、きょうだいがいて複数の子供を見なくてはいけないときには、年齢の違う子供の遊びにそれぞれ対応するのも大変です。
この際、電子機器の利用も止むを得ないと思います。
台風のように、事前に来ることがわかっている災害の前には、あらかじめ(大人のメインスマホ以外の)タブレット等をフル充電にしておく・知育アプリやお気に入りの動画などをダウンロードしておく等の対策をしておくといいかと思います。
事前対策ができない場合に備えて、非常持ち出し袋に、トランプのような電源不要で繰り返し遊べる娯楽の用意もしていてあげるとよかったな、と思っています。
全てのママへ
避難所を経験した私から伝えたいこと
通常時でさえ子供との外出は大変なので、子連れでの避難所の利用をためらう方も多いと思います。
けれど、災害で本当に危険が差し迫ってから移動するのは、子連れだと特にリスクが大きいですし、時間の制約もある中の移動は本当に大変です。
子供を抱えて、ニュースとにらめっこの不安な夜を過ごすよりも、早めの避難にメリットがあるのは漫画に描いた通りです。
実際に、多くの家族連れが避難所を利用していました。
子連れで迷惑をかけるから…と必要以上に心理的なハードルを上げる必要はないかと感じました。
※今回ご紹介した避難所の状況(支給されるものなど)は、あくまで作者ちーさんの経験によるものです。実際の災害時の避難所の状況については、お住まいの自治体などが発信する情報をご参照ください。
ポッケ編集部PICKUP育児マンガ
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