「性教育」をテーマにしたマンガ(全8回)の第6話です。
ついに子供から赤ちゃん誕生に迫る質問が…!
ママたちはどのように答えるのでしょうか?
前回のお話はこちら↓
登場人物
第6話
読者の声を募集中!
現在、読者の皆様から性教育についての疑問や悩み、マンガの感想などを募集しています。
どんな些細なことでもかまいませんので、ぜひご記入ください。
次回予告
次回は2020年9月30日(水)に公開予定です。
お楽しみに!
※この連載は『「赤ちゃんってどうやってできるの?」にきちんと答える親になる!』からの転載です。
性教育インスタライブ
気になるQ&Aをご紹介!
この漫画を監修している「のじまなみ先生」とninaruポッケとのコラボで、先日インスタライブが開催されました。
その際、のじま先生が性教育についての質問に答えてくれました!一部抜粋してご紹介します。
Q. 子供に性器を伝える場合、直接的な名称で伝えることに抵抗感があるのですがどう伝えるのがよいでしょうか?
A. あだ名をつけてもいいので、恥ずかしがらず伝えるのが大事!
性教育は、性器の話から始めないとできません。どんな呼び方でも良いので、恥ずかしがらずに呼ぶことが大切です。
性教育の進め方で大事なのは、「逃げない」「怒らない」「ごまかさない」こと。
性教育を通じて子供に本当に伝えたいことは「子供たちが性のトラブルに巻き込まれないこと」「自分は愛されていると自覚をもたせること」の2つ。これをきちんと伝えるために、濁さないことが大事です。
Q. 生理の時、子供から「血が出てる!」と言われました。どのように対応したらよいでしょうか?
A. まずは気づいたことを褒めてあげて!その上で生理のことを伝えて
「良いことに気づいたね」と伝えて、「これは怪我をして出ている血ではないんだよ。赤ちゃんを生むために体の中の赤ちゃんのベッドをキレイにしているんだよ」って教えてあげましょう。
生理について、普通に答えてかまいません。血が出てる時は、お腹が痛くなったり、イライラしたり、眠くなったり、夕飯作りたくないなーと思ってたりするから、もしかしたらゴロゴロしたりするけど、生理の日だけは少し優しくしてほしいなと。優しい言葉をかけてくれると嬉しいなって伝えると良いです。
Q. 息子が「おちんちん大きくなった」と伝えてきたり、自慰行為をしたりして、どう対応したら良いか戸惑っています。
A. 水着ゾーンを教えてあげて、人前でやらないように促してあげましょう
触ることは悪いことではないんです。悪いのは「人前でやること」。
だから、「水着ゾーン( 口、胸、性器、お尻、水着で隠れるとこ)」は自分だけの大切な場所。人に見せても触らせてもいけない、自分だけの大切な場所だよということを教え込んで、人前で触っていたら「そこ、水着ゾーンだよ。触ってよかったかな?」と聞いてみてください。
きっと言い続けても同じことを繰り返すかもしませんが、何回も言い続けてあげてください。そうやって、「場所」と「時間」を指定してあげましょう。
Q. 誰にでも人懐っこい息子ですが、自分の体を守るために今から教えておいたほうが良いことはありますか?
A. 「自分の体は大切なもの。水着ゾーンは他の人に触れられてはいけないところ」と教えておきましょう
未就学児や低学年の子が性被害にあうとき、一番多いのは「それが性被害だと気づかない」というパターン。
だから触ってはいけない場所「水着ゾーン」を教えておきましょう。そうすれば、いざというときに「あれ?これってやられていいのかな?」「やっていいのかな?」と子供の防犯センサーが働きやすくなります。
もしやってしまったとしても、その後に性教育がきちんとされている家庭では、子供が素直に親に相談でき、親が次の一手を打てます。
Q. 顕微授精をしての妊娠だったことを子供にいつか伝えようと思っているんですが、子供はショックを受けてしまうでしょうか?
A. 子供のでき方は問題じゃない!だから命のスタートの話をすれば良い
「あなたは顕微授精の子だよ」とは言わなくてもいいと思います。命の重さに差はないし、セックスをしてできた子の方が偉いとかもないんです。
体外受精であれなんであれ、子供がほしいと思って苦労したことや涙したことは、恥ずかしいことではありません。むしろ誇ってください。問題なのは子供のでき方ではなく、そこからの子育て。今、一緒にいて「大好きだよ」と伝えてあげる子育てが大事なんです。
もし命のスタートの話をするなら、 顕微授精した人は受精した瞬間の写真とか持ってるかもしれないですよね。それを見ながら、卵子と精子があって、「これがあなたのスタートだよ」って話をするといいと思います。
動画でQ&Aを見たい方はこちら!
早く続きが読みたい方へ
次回まで待てない!早く続きが読みたい!という人は、この本を読みましょう。
「赤ちゃんってどうやってできるの?」
にきちんと答える親になる!
メディアで話題の性教育アドバイザーがはじめてつくった【3〜10歳児の親】必読の性教育マンガ!
性犯罪・セックス・命の誕生・心と体の変化、インターネットとの付き合い方…
性に関する「いつやる?」「どうする?」にこの1冊がすべて答えます。
のじま なみ、ふじい まさこ
監修者, 作画者
ふじい まさこ(マンガ):マンガ家・イラストレーター。主にコミカルタッチのイラストで雑誌や書籍で活躍中。