「友達がいるのに寂しい…」「どこにも居場所がない…」「オンラインが苦手…」「ちょっとのことで落ち込む…」
不安な気持ちがちょっとラクになる「考え方」のヒントが詰まった大人気エッセイの続編、「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」をご紹介します。
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人からマウントを取られる
攻撃している自覚がない人の
マウントとは、戦わない
マウントを取られるのって、すごくつらいです。SNSでも日常でも、もしそういう相手に出会ったら、私は真正面から向き合うより、逃げてしまった方がいいと思います。
なぜなら、大抵はどちらかが負けるまで終わらないかです。マウントを取りたがる人は、自分が相手より優れていることを認めさせたいだけなので、おそらく、攻撃している自覚がありません。
だから、時には相手を我慢の限界まで、追い詰めてしまうことがあります。山登りで言えば、山の高さを知らずに軽装備で登っているようなものです。
今、自分の言葉が何合目くらいまで来ているかわからないから、とても気軽に色々なことを言えてしまうんです。山の高さはマウントを取られる側のダメージの高さです。
勝てる勝負なら受けて立ってもいいのですが、自分がやられて嫌なことって、できれば人にはしない方がいいです。
幸い人間は山ではないから動けます。時には逃げるのが大変なこともありますが、可能な限り逃げるのがいいと思います。
人が察してくれない
「察してもらえる期待」より、「伝える努力」
何も言わずに、思っていることを相手が察してくれたら、そんなに楽なことはありません。
でも、残念なことに、人の心は読めないので、どんなに仲が良い人でも、思っていることをピタリと当てるのは難しいです。
察して欲しい時って、自分からは言いにくい問題を抱えている時ではないでしょうか?うまく言葉で説明できないから、気づいて欲しいし察して欲しい。
でも、できることなら、察することを期待するより、自分から話すのがいいと思います。多分、勘のいい人や親しい人なら、なんとなく察することはできるんです。
確かじゃないことを人に言うって勇気がいります。大外れしたら恥ずかしいし、それがもとで、新たな問題が生まれることもあります。
察して欲しいのは、自分が言うべきことを相手に言えないからです。
だから、できればちゃんと要件を伝えて、それでも察して欲しい時は、自分の代わりに言ってもらうことに対して、感謝の気持ちを忘れないでください。
※この連載は『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)からの転載です。
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続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
人間関係、仕事、将来、SNS、コロナ…
先が読めない今の時代、不安な気持ちがちょっとラクになる「考え方」のヒントが詰まったエッセイです。
第1巻も合わせて、ぜひお手にとってみてくださいね。
多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。