赤ちゃんが活発に動くようになると、家の中での事故・怪我の心配が出てきますよね。
ですが、「低月齢の赤ちゃんがベッドやソファから落ちた」というケースが、少なからず報告されています。
「まだ自力では動けないのに、なぜ?」と思うかもしれませんね。そこで今回は、赤ちゃんの思わぬ転落事故について、ご紹介します。
9割の家庭で、ヒヤリ事故が起こっている!
ninaru babyでアンケート調査(※)をしたところ、92%もの家庭で赤ちゃんが室内で危険な目に遭っていることがわかりました。
具体的に、赤ちゃんが生後何ヶ月のときに事故やケガをしたのか見てみましょう。
家庭内でのケガや事故は、赤ちゃんが活発に動けるようになってからと考えているママも多いのではないでしょうか。
ですが、寝返りができるようになる子が増える生後4ヶ月ごろから増え始め、おすわりやずりばいをする子が増える中月齢にかけてピークを迎えます。
そして、注目して欲しいのが新生児期や低月齢期でも事故やケガが起きているという事実です。
新生児期〜低月齢期でも転落事故が多発!
具体的には、下記のようなケガ・事故が家庭の中で起きています。
《ケガや事故の内容》 | 《発生率》 |
転落 | 59% |
転倒 | 12% |
誤飲 | 7% |
頭をぶつける | 5% |
やけど | 5% |
圧倒的に転落が多い結果となり、転落した場所もある2ヶ所に集中していました。
そして、新生児期〜低月齢期に赤ちゃんが危険な目に遭った経験のある人の大半が、「転落」と回答していました。
次の章では、どこで、どのようにして転落事故が発生しているのか、体験談をご紹介します。
転落事故の大半がベッドとソファで発生!
転落の場所は、ベッドやソファの2つの場所が多くを占めました。ベッドやソファで、どのようにして転落事故が発生しているのか、体験談をご紹介します。
新生児期にソファから転落
赤ちゃんをリビングのソファに寝かせ、キッチンで家事をしていたときに赤ちゃんがソファから落ちたことがあります。
新生児だからまだ動かないだろうと思って油断していました。それ以来、落ちそうな場所には赤ちゃんを寝かせないようにしています。
めぐしゅママ
生後2ヶ月でソファから転落
キッチンで家事をしていたときにリビングから泣き声がして駆けつけたら、赤ちゃんがソファから転落していました。
足をバタバタさせているうちに体が移動して、そのまま落ちてしまったようです。それ以来、目を離すときはベビーベッドに寝かせるようにしています。
さくママ
生後1ヶ月でベッドから転落
わが家はベビーベッドは使用しておらず、大人用のベッドで一緒に寝ています。
先日、赤ちゃんの泣き声で目を覚ますと、隣で寝ていたはずの赤ちゃんがベッドから転落していました。それ以来、赤ちゃんは壁側に寝かせるようにしています。
ぎんママ
生後1ヶ月でベッドから転落、休日診療へ
ベッドに座って寝寝かしつけをしていたときに、赤ちゃんを床に転落させてしまったことがあります。
それ以来、ベッドの真ん中で寝かしつけをするか、横になりながら抱っこして寝かしつけるようにしています。
あゆみママ
まだ寝返りができなくても、赤ちゃんが手足をバタバタさせているうちに体が動き、ベッドやソファから落ちてしまうことがあるということを忘れないでくださいね。
家庭内の転落事故はココも要注意!
赤ちゃんが活発に動けるようになると、その他の場所でも転落事故が発生しやすくなります。
具体的には、下記の場所が要注意ゾーンです。
- 階段
- 玄関(たたき部分)
- バウンサーやハイローチェア
- 洗濯機
これらの場所では、どのようにして転落事故が起きてしまったのかご紹介します。
生後11ヶ月で階段から転落
目を離すのは危険だと思い、赤ちゃんがいる部屋の隣の部屋で、洗濯物を干していました。
ですが、いつの間にか廊下に出て、そのまま階段から転落。2階から1階まで落ちてしまったためすぐに病院を受診しましたが、幸いにも大事は至りませんでした。すぐにベビーゲートを購入して取り付けました。
みみママ
生後8ヶ月で玄関のたたきに転落
私がトイレに行っている隙にハイハイで玄関に行き、頭からたたきに転落したことがあります。
ハイハイができるようになると、一瞬でも目を離してはいけないのだと反省しました。
ゆうまママ
生後4ヶ月でバウンサーから転落
パパが、短時間だから…とベルトを閉めずに赤ちゃんをバウンサーに寝かせてしまい、激しく動いた反動で滑り落ちたことがあります。
それから、短時間でも必ずベルトをするように夫婦で確認しました。
あゆぴママ
生後10ヶ月でハイローチェアに宙づり
赤ちゃんをハイローチェアに座らせ、ご飯を盛っていた一瞬をついて起こった出来事です。
ベルトをしていなかったため、赤ちゃんが足からずり落ち、テーブルと椅子の間に頭が挟まって宙ぶらりん状態になってしまいました。それ以来、ほんの一瞬でもベルトを締めるようにしています。
ひまママ
生後4ヶ月で洗濯機の上から転落
お風呂から先に赤ちゃんを上がらせ、自分の体を拭く間だけ、洗濯機の上にタオルを敷いて寝かせていました。
一瞬の隙をついて床に転落してしまい、本当に焦りました。それ以来、ほんの一瞬でも高い所には寝かせないようにしています。
のんママ
家庭内の転落事故を防ぐには?
転落事故は、落ちた高さや打った場所によっては大事に至ることも少なくありません。
そこで、転落事故を経験したママがどのような対策をしたのか、ご紹介します。
ベッドからの転落対策グッズ
ベッドガード・ベッドフェンス
ベッドの両側にベッドガードをつけていましたが、転落事故を経験してからは、足元側にもつけました。
みーくんママ
ソファからの転落対策グッズ
バウンサー
ソファに寝かせるのはやめ、バウンサーを購入しました。ベルトも必ず締めるようにしています。
もこママ
階段や玄関での転落対策グッズ
ベビーゲート
2階の廊下にベビーゲートをつけて、階段に近づけないようにしました。必ずカチッと音がするまで締めるようにしています。
みみママ
● 日本育児 ベビーゲート
- 税込価格
- 4,564円
お風呂マット・ジョイントマット
玄関のたたきに転落して頭をぶつけてから、たたきにはお風呂マットを敷いています。目を離さないようにしていますが、もし…を考えて購入しました。
ぷぅママ
● オーエ 防カビフロマット20E ドロップ(約60×85×2cm)
- 税込価格
- 1,277円
赤ちゃんが安心して過ごせるお部屋作りを
どの事故も、ほんの一瞬の隙をついて発生していることがわかりました。
言い換えると、これらの事故は、どの家庭でも起こりうるということになります。
成長とともにできることが増えるのは喜ばしい反面、赤ちゃんはまだ危険なことを理解できません。だからこそ、ママやパパ、家族が、赤ちゃんが安心して過ごせる環境を作ってあげたいですね。
※アンケート概要
実施期間:2018年10月25日~2018年10月27日
調査対象:「ninaru baby」利用者
有効回答数:262件
収集方法:Webアンケート
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