【ムーニー新生児用】ムーニーを大解剖!フィット感、肌触りは?

おむつは赤ちゃんが1日中、直に肌に身につけるものなので、肌触りや通気性、フィット感など、気になるポイントがたくさんありますよね。

特に、新生児期は肌が敏感でかぶれやすいので、いろいろな商品の中から我が子にいちばん合うおむつを選びたいものです。

新生児 おむつ ムーニー
そこで今回は、新生児サイズの「ムーニーエアフィット」「ナチュラルムーニー」を、下記の項目で徹底解剖します!

① サイズ感
② 吸収力
③ 通気性(ムレ)
④ 肌触り
⑤ コストパフォーマンス

【①サイズ感】
ムーニーは足・お腹周りが細め!

新生児 おむつ 足回り

編集部で、新生児用のおむつの足周りギャザーの伸び具合を調査したところ、「ムーニーエアフィット」がもっともスリムさん向き、「ナチュラルムーニー」もスリムさん向きという結果でした。

おむつ 通常時 伸ばすと 伸び率
ムーニー
エアフィット
28.5cm 34cm 1.19倍
Whito 26cm 35.5cm 1.37倍
ナチュラル
ムーニー
29cm 36cm 1.24倍
メリーズ 29cm 36cm 1.24倍
パンパース
さらさらケア
30cm 36cm 1.2倍
G.OON
マシュマロ
仕立て
28.5cm 37cm 1.3倍
パンパース
はじめての
肌へのいちばん
30cm 37cm 1.23倍

※実験方法:おむつを広げた状態で足回りのギャザーの長さを計測し(通常時)、さらに、引っ張って伸ばした時の長さを計測。

新生児期はうんちがゆるいので、おむつの背中や足回りから漏れてしまうことも。赤ちゃんがスリムさんの場合、足回りのフィット感もチェックしておむつを選ぶといいですね。

ムーニーはお腹周りもスリムさん向き

新生児 おむつ お腹まわり
同様にして、お腹周りのギャザーの伸び具合も調査。ギャザーのあり・なし、付いている場所に違いもありますが、ムーニーはスリムさん向きという結果になりました。

おむつ 通常時 伸ばすと 伸び率
Whito 20cm 26cm 1.3倍
ムーニー
エアフィット
21.5cm 27cm 1.3倍
ナチュラル
ムーニー
22cm 27.5cm 1.3倍
パンパース
さらさらケア
27cm 34cm 1.26倍
パンパース
はじめての
肌へのいちばん
27cm 34cm 1.26倍
G.OON
マシュマロ仕立て
23cm
G.OON
まっさらさら通気
25.5cm
メリーズ 26cm

※実験方法:おむつを広げた状態でお腹回りのギャザーの長さを計測し(通常時)、さらに、引っ張って伸ばした時の長さを計測。

ムーニーの新生児用には2サイズ!

「ムーニーエアフィット」と「ナチュラルムーニー」の新生児用には、2サイズあるのをご存知ですか?

2016年度の厚生労働省の調査では、約44%の赤ちゃんが3,000g未満で誕生しています。
新生児 出生児体重

また、生後2〜5日目頃には出生時体重の10%未満が減る「生理的体重減少」が起こり、赤ちゃんの体重は少し減ります。

小さめに生まれた赤ちゃんには、ムーニーの「お誕生〜3,000g」を選ぶと、体によりフィットして安心ですね。

ムーニーエアフィット新生児(お誕生〜3,000g)

要出典 ムーニーエアフィット新生児(お誕生〜3,000g) ムーニー 新生児用 出典: jp.moony.com

ナチュラルムーニー新生児(お誕生〜3,000g)

要出典 ナチュラルムーニー新生児(お誕生〜3,000g) ムーニー 新生児用 出典: jp.moony.com

【②吸収力】
ムーニーは素早い吸収が特長!

パンパース はじめての肌へのいちばん 吸水性

新生児用のおむつ8種類で吸収力の実験をしたところ、「ナチュラルムーニー」が総合的にもっとも吸収力が優れているという結果になりました。

おむつ 吸収の
速さ
湿り気 サラサラ
ポリマー
の膨らみ
ナチュラル
ムーニー
G.OON
マシュマロ
仕立て
ムーニー
エアフィット
パンパース
はじめての
肌への
いちばん
メリーズ
G.OON
まっさらさら
通気
Whito
パンパース
さらさらケア

※実験方法:新生児の1回のおしっこ量(20cc)を3回にわけておむつに流し、3回目の10秒後にティッシュで5秒間タッチして計測。1回ずつの吸収状況/吸収後すぐに触った感覚/吸収して30~1分後に触った感覚(おしっこ戻り)/ポリマーのふくらみを見て、触ってチェック。

「ナチュラルムーニー」、「ムーニーエアフィット」ともに、水分の吸収の速さは圧倒的でした。

ただし、「ムーニーエアフィット」は水分がかかった場所のポリマーが集中的に膨らむため、ややゴロゴロした感触になるのが気になりました。

ほとんどのおむつが時間の経過とともにサラっとした肌触りになりましたが、「ナチュラルムーニー」と「ムーニーエアフィット」はおしっこをした直後からスーッと吸収されるので赤ちゃんも快適に過ごせそうですね。

【③通気性(ムレ)】
ムーニーはおむつを外すとムレを実感

先の実験で「ナチュラルムーニー」、「ムーニーエアフィット」ともに水分の吸収が速いことがわかりましたが、おむつかぶれの原因にもなる「ムレ具合い」はどうでしょうか?

おむつのムレ計測

おむつの中を赤ちゃんがおしっこをした後と同じ状態にして湿度(ムレ具合)を計測したところ、すべてのおむつが94〜95%で大きな違いはありませんでした。

そこで、実験に参加しておむつのムレ具合を体感した編集部員の感想をご紹介します。

ムーニーエアフィット

おむつを着けているときは、ムレている感じはそんなに強くなかった。だけれど、おむつを外した後、指と指の間はムレて湿った感じがいちばん強かった

ナチュラルムーニー

エアフィットと同様、着けているときはムレはあまり感じなかったし、肌に違和感を感じることもなかった。ただ、おむつを外したあとは、指と指の間がムレて湿った感じがあった。その湿り具合は、エアフィットよりは軽かった。

新生児用のおむつの中でもっとも不快感が少なかったのは「メリーズ」で、次いで「パンパース初めての肌へのいちばん」でした。ムーニーは、どちらも平均的という印象でした。

おむつがサラッとしているように感じても、赤ちゃんはもしかしたら不快に感じているのかもしれません。おむつ替えをする際、股の間などの湿り気がたまりやすい部分は、しっかり乾かしてあげてくださいね。

※実験方法:37度のぬるま湯100mlをおむつに流してから、手におむつを装着。おむつの上から厚手のパーカを被せ、5分後におむつの中の湿度を計測。

【④肌触り】
ムーニーはふんわりやさしいのが特長

おむつ 肌触り比較実験

編集部員総出でおむつの内側を触って比較したところ、「Whito」に次いで「ムーニーエアフィット」と「ナチュラルムーニー」が肌触りの良さでランクイン。

おむつ肌さわり アンケート
実験に参加して、おむつの内側の肌触りを比較した編集部員の感想をご紹介します。

ムーニーエアフィット

第一印象は紙おむつなのに紙っぽさがなく、むしろ、柔らかいコットン(綿)みたいと思いました。

ムーニーエアフィット

いろいろな方向になぞってみても毛羽立つこともなければ、指先がひっかかる感じもなく、とにかくなめらかでした。

ムー二ーエアフィット

ふんわり柔らかくて、柔軟剤を多めに入れてふわふわに乾かした厚手のガーゼのようなやさしさ。いつまでも触っていたい心地よさでした。

ナチュラルムーニー

表面はふんわりしていて柔らかいです。エアフィットは全面に細かいステッチが施されているのですが、ナチュラルムーニーはお尻から背中にかけて、太めのクロス状のステッチが施されていました。

「このひと工夫は背中漏れ対策なのかな?」と思いましたが、肌触りという点ではマイナスポイントでした。

ナチュラルムーニー

エアフィットと同時に触り比べてみたら、ナチュラルムーニーのほうがやや薄く、ふんわり感が少なく感じました。

【番外編(1)】おへそのジュクジュクにも対応

新生児 ムーニー おへそ

新生児期の赤ちゃんは、おへそがジュクジュクしてまだ乾いていない状態です。

「ムーニーエアフィット」と「ナチュラルムーニー」は、お腹のギャザーがおへそに当たらないように、写真のようにカットが施されています。

このおへそカットを採用している新生児用おむつは、じつは、ムーニーの2種類だけ。赤ちゃんへのやさしさを感じる工夫ですね。

【番外編(2)】ムーニーエアフィットと
ナチュラルムーニーの違いは?

新生児 おむつ ムーニー 比較

ここまで「ムーニー」の特長をご紹介してきましたが、「ムーニーエアフィット」と「ナチュラルムーニー」にはどんな違いがあるのでしょうか?

メーカーが公表している情報と編集部の実験からわかった違い、さらに、実際に使用しているママたちの使用感をご紹介します。

メーカーが公表している違い

エアフィット ナチュラル
素材 エアシルキー素材 表面シートにオーガニックコットンを使用
肌刺激 従来品より、肌こすれを40%カット 石油由来の油剤を不使用。肌にやさしい弱酸性
設計 伸縮ギャザーを採用 背中漏れを防止する設計
デザイン プーさん(1袋に2種類) クラシック・プーさん(1袋に2種類)

編集部が調べて見つけた違い

エアフィット ナチュラル
背中の
カット
谷型にカーブしている(1) 山型になっていて背中漏れ防止を強化(2)
表面シート 内側全面が、細かいドッド状のステッチ(3) お尻から背中にかけてはクロス状のステッチ(4)。その他はドット状
ムーニー 比較写真

おしっこを吸収するポリマーが入っている面積、立体ギャザーの高さ、テープの素材、おしっこラインの見えやすさに違いはありませんでした。

使っているママ達の感想

凛ママ

凛ママ

【ムーニーエアフィット使用】
小さく生まれたので、新生児用に2サイズあるムーニーを選びました。サイズがぴったり合うのは助かるのですが、価格も重視したいので「〜5,000g用」よりも割高なのはマイナスポイントです。

mumuwoママ

mumuwoママ

【ムーニーエアフィット使用】
上の子のときにいろいろ試して、いちばん肌触りがいいと感じたので使用しています。おしっこラインが見えにくいところは、ちょっと残念ですね。

りっこママ

りっこママ

【ナチュラルムーニー使用】
生後間もなくは別のおむつを使っていたのですが、おむつかぶれをしたことをきっかけにナチュラルムーニーに変更しました。

肌にかかる負担を少しでも減らしてあげたかったので、オーガニックコットンを使用している点が決め手でした。

ruhachiママ

ruhachiママ

【ナチュラルムーニー使用】
おむつは肌触りのよさと、おむつかぶれしにくいことを重視して選んでいます。

ナチュラルムーニーは価格が少し高いけれど肌触りがやさしく、オーガニックコットンを使っているので子供の肌にも安心です。

【⑤コストパフォーマンス】
エアフィットとナチュラルで大きな差が!

おむつは、毎日、何枚も交換するのでコスパも気になりますよね。

編集部で調査したところ、「ムーニーエアフィット」と「ナチュラルムーニー」では、1枚あたりの単価に大きな差があることがわかりました。

1枚あたりの単価

おむつ 単価
メリーズ 12.48円
ムーニーエアフィット 12.6円
パンパースさらさらケア 13.82円
G.OONまっさらさら通気 14.2円
G.OONマシュマロ仕立て 17.78円
パンパースはじめての肌へのいちばん 18.72円
ナチュラルムーニー 19.3円
Whito 20.26円

※価格は編集部調べ。2018年8月23日時点のamazonでの底値から算出。

おむつは赤ちゃんに合ったものを選ぼう

新生児 赤ちゃん おむつ姿

おしっこの吸収スピードの速さや肌触りのよさから、「ムーニーエアフィット」と「ナチュラルムーニー」が新生児のママに高く評価されていることは納得ですね。

また、小さく生まれた赤ちゃんや、新生児期特有のおへそのジュクジュクにも対応するなど、やさしい配慮もたくさんありました。

ですが、新生児期の赤ちゃんの肌はとても敏感なので、実際に使ってみたら赤ちゃんの肌や体形に合わないこともあるかもしれません。

今は、お試しパックが売られていたり、メーカーからサンプルをもらうこともできます。今回の記事を参考に、実際に試してから購入を決定すると安心ですね。

ムーニーエアフィット 新生児(お誕生〜5,000g)

要出典 ムーニーエアフィット 新生児(お誕生〜5,000g) ムーニー 新生児用 出典: jp.moony.com

ナチュラルムーニー 新生児(お誕生〜5,000g)

要出典 ナチュラルムーニー 新生児(お誕生〜5,000g) ムーニー 新生児用 出典: jp.moony.com

※新生児サイズが2サイズある商品は、いずれも「お誕生〜5,000g」を使用しています

※アンケート概要
実施期間:2018年8月9日~2018年8月20日
調査対象:生後0ヶ月のお子さんをお持ちの「ninaru baby」読者
有効回答数:106件
収集方法:Webアンケート