赤ちゃんが毎日つけるおむつ。赤ちゃんは肌がとてもデリケートだから、ベストなおむつを選んであげたいですよね。
しかし、一体どのおむつがいいのだろう…と悩むママのために、今回はCMでもよく見る「メリーズ」のおむつを編集部で徹底的に調べてみました!
メリーズの魅力は抜群の通気性だった!
まず、メリーズのおむつの特徴のひとつが、おむつの表面。ポコポコとした細かな凹凸があることが他のおむつとの違いです。
表面に細かな凹凸があることで、赤ちゃんのおしりとの接点は小さくなり、肌とおむつとの隙間からムレが逃げやすいのです。
さすがCMで「通気性抜群!」「お肌さらさら」とうたうメリーズ。しかし大切なのは、赤ちゃんがおむつを実際につけたときの状態。本当にムレないのか、通気性は良いのだろうか、編集部で実験してみました!
実験方法
※写真のおむつはメリーズではありません
- おむつに約37℃のお湯を100ml含ませる
- おむつを手に巻き、上からパーカーをかぶせる
- 5分後におむつの中の湿度と温度を計測する
メリーズ以外にパンパースやムーニー、グーンなど計8種類のおむつも同様の方法で実験してみました。
その結果、おむつの湿度はどれも94〜95%、温度も27〜28℃と数値では大きな違いはみられませんでした。
なんだ、メリーズだっておむつの湿度が高く、ムレてしまうではないか…と思っていたところ、実験をした編集部員Aがこんなことに気づきました。
編集部A
メリーズは、おむつを外したとき指の間のムレや肌のしっとり感がないですね。肌のさらさら感はメリーズが1番です!
そう、メリーズのポイントはおむつを外したときの赤ちゃんの肌のさらさら感なのです。外したときに肌がサラサラということは、おむつの通気性が良いという証拠。
これなら、おむつかぶれの心配もなさそうです。
それでは吸水性はいかに…?
通気性の良いメリーズのおむつですが、吸水性はどうでしょうか?
新生児の1回のおしっこ量(20cc)を3回、浸透させ、3回目の浸透10秒後にティッシュで5秒間タッチ、という方法で吸水性をチェックしてみました。
吸水スピード | さらさら感 |
△ | ◎ |
メリーズのおむつ、通気性が良いので時間が経つと表面はさらさらになりますが、吸水スピードは遅い様子。瞬時には吸収せず、水を流してからしばらくは表面に水滴が残りました。
ただ、編集部員のMがこんな発見をしました。
編集部M
水を吸収したあとのポリマーが厚く膨らまないですね!これなら赤ちゃんも気にならなそうです。
ポリマーが膨らむとお尻に圧迫感が出ます(詳しくは下記の関連記事をご覧ください)。
しかし、メリーズのおむつは、おしっこを吸収したあとの表面はさらさらになり、たっぷり吸水してもポリマーの膨らみが気にならないので、長時間つけていても赤ちゃんにとって快適なおむつだといえるでしょう。
メリーズはテープも特徴的でした!
メリーズのテープは、何度でも貼りなおせる優れもの。それでいて、テープをはがすとき、まるで面ファスナーのような「ビリビリっ」という音がして、しっかり貼れていることが分かります。
また、テープの先が細くなっていてつまみやすく、暗いところでも目立つ色になっています。
新生児のうちは、お腹がいっぱいのときと空いているときとでお腹の膨らみに差があることから、ウエストのきつさを調節することが多いので、貼りやすいテープは嬉しいポイントです。
メリーズはおしっこラインも見やすい!
メリーズのおしっこラインはもともと黄色。写真のように、色が青色に変化したらおむつの替え時です。
おしっこラインが細い1本線のおむつもあるなか、メリーズのおしっこラインは真ん中にくっきり3本線が入るので、とても分かりやすいといえます。
また、おしっこラインが見えやすいように、ラインのまわりにはイラストが描かれていません。
初めて赤ちゃんをお世話するママにとって、おむつ交換のサインが見えやすいことは大切ですね。
メリーズのおむつは伸縮性が弱点?
ここまでメリーズのおむつの魅力をご紹介してきましたが、気になるギャザーの伸縮性はどうなのでしょうか?
ウエスト周りの伸縮性
メリーズのおむつは、ウエスト部分にギャザーがありません。そのため、背中のフィット感が少し弱かったり、テープを引っ張りにくかったりするのがメリーズの弱点のようです。
ただ、そのぶん先述のようにテープがしっかりしているので、テープの留めやすさはカバーされています。
脚まわりのギャザーの伸縮性
脚まわりのギャザーの伸縮性は、おむつを開いたときの長さと、思いっきり伸ばしたあとの長さを測って調べてみました。
おむつ | before | after | 伸び率 |
ウルトラプラス | 27cm | 36cm | 1.33 |
パンパースさらさらケア | 30cm | 36cm | 1.20 |
メリーズ | 29cm | 36cm | 1.24 |
ムーニーエアフィット | 28.5cm | 34cm | 1.19 |
グーン | 28.5cm | 37cm | 1.30 |
Whito | 26cm | 35.5cm | 1.37 |
他のおむつと比較してみると、脚まわりのギャザーの伸び率は普通…。伸縮性が特別良いとはいえない結果に。
ですが、伸ばしたときの長さは比較的長いため、メリーズは太ももの太さが標準〜太めの赤ちゃんに良さそうです。逆に、太ももがスリムな赤ちゃんがつけると脚まわりがフィットしないかもしれません。
メリーズの気になるコスパは?
おむつ | 1枚あたりの価格 |
ウルトラプラス | 11.97円 |
パンパースさらさらケア | 13.13円 |
メリーズ | 12.48円 |
ムーニーエアフィット | 12.66円 |
グーン | 14.15円 |
Whito | 20.26円 |
※価格は編集部調べ。2018年8月29日時点でのAmazonの底値から算出。ウルトラプラスのみベビーザらスの価格
新生児期は1日に何度もおむつを交換するとなると、やはり気になるのがコスパ。Amazonの価格で比較してみると、メリーズのコスパは◎。
しかしおむつの価格は購入する場所によってばらつきがあり、他のサイトをみてみると1枚あたり15円のこともありました。「メリーズはちょっと高い」という口コミもあるので、価格については普段買い物をするところで比較するのが良さそうです。
メリーズは新生児の肌に優しいおむつ!
メリーズの最大の魅力は通気性。ムレをしっかり逃して、長時間つけても赤ちゃんの肌をサラサラに保つメリーズのおむつは、おむつかぶれしにくいおむつといえるでしょう。
おしっこラインが見えやすく、テープも使いやすいので、初めて赤ちゃんのお世話をするママにも使いやすいおむつなのではないでしょうか。
一方、吸収スピードが遅く、ウエストの伸縮性が弱いため、赤ちゃんが元気に動くと背中漏れや横漏れしやすい可能性も。
ただ、漏れにくさはおむつが赤ちゃんの体型にフィットしているかどうかが重要なので、お試しパックやサンプルなどで実際に試してみると安心ですよ。
メリーズさらさらエアスルー 新生児サイズ
今回の記事を参考に、赤ちゃんにぴったりのおむつが見つかりますように!