「友達がいるのに寂しい…」「どこにも居場所がない…」「オンラインが苦手…」「ちょっとのことで落ち込む…」
そんなあなたに読んでもらいたい、不安な気持ちがちょっとラクになる大人気エッセイ「続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」をご紹介します。
↓第1話のお話はこちら
ネガティブ思考がやめられない
ネガティブも、生きるために必要な力
何かに対して感情的になったり、気持ちの浮き沈みが激しいと、不安になることもあると思います。すべてを悪い方に考えてしまう時は、自分は生きる力が強いのだと思ってみてください。
なぜなら、生き物ってネガティブな気持ちが強い方が警戒心を持って行動するし、危ないこともしないし、結果、生き残る確率が高いんです。
物事にチャレンジするにしても、リスクも考えられるのと、無謀に飛び込むのとでは結果が違います。「悪い方に考える人」は、言い換えれば「リスクを考えられる慎重な人」なんです。
ポジティブって実際はいいことばかりではありません。ポジティブすぎて反省する機会を失ってしまう人もいるし、それで自己中心的になったり、過信して大きな失敗をする人もいます。
その上で、ネガティブでもポジティブでも人生は一度きり。命はゲームのように無限じゃありません。大事に守りながら前に進まなきゃいけません。
マンガに出てくるような強運な人や超人でもなければ、ポジティブ全開で生き抜くのは難しいです。悪い方に考えるのも、生きるのに必要な要素の一つです。
諦めきれないことがある
自然と納得がいくまでは、
「諦めること」を諦めてみる
何かを諦めるって、とてもつらいことです。人に迷惑さえかけないなら、私は自然と納得がいく時が来るまで、諦めない方がいいと思います。
諦めきれないことを無理に諦めると、それはいつか後悔に変わります。
私も就職を機にマンガを描くのを諦めたことがありましたが、何かの度に心のどこかに引っかかり、結局、会社を辞めてフリーランスになって、二十年以上も経ってから、再び描き始めました。
今でも、あの時に諦めなければ…と、少し悔しい気持ちです。ずっと続けていれば、きっと今より絵もうまかったでしょうし(苦笑)。
だから思うのですが、やはり納得できずに無理に諦めたことは、十年二十年経っても、そうそう諦めがつきません。
諦めるなら、やりたいことを諦めるより、諦めることを諦めた方がいいと思います。
過ぎた時間は戻ってきません。一度しかない人生、後悔は一つでも少ない方がいいです。
※この連載は『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)からの転載です。
次回予告
幸せそうな周りの人と自分を比べてしまうときは…?
次回は2021年6月20日(日)公開予定です。
お楽しみに!
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早く続きが読みたい方へ
次回まで待てない!早く続きが読みたい!という人は、ぜひこの本をお読みください。
続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
人間関係、仕事、将来、SNS、コロナ…
先が読めない今の時代、不安な気持ちがちょっとラクになる「考え方」のヒントが詰まったエッセイです。
第1巻も合わせて、ぜひお手にとってみてくださいね。
多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。