赤ちゃんは、泣くのが仕事。とはいえ毎日毎日繰り返し泣き声を聞いていると、「言葉で気持ちを伝えてくれないかなぁ…」と思ってしまいますよね。
実は赤ちゃんの泣き声には様々な種類があり、「どんな気持ちで泣いているかによって泣き声が変化する」とも言われているんです。
そこで今回は、アプリを使って赤ちゃんの泣き声を翻訳してみました!
「アプリで泣き声を翻訳ってどういうこと…!?」と思ったそこのあなた!ぜひ読み進めてみてください!
赤ちゃんの泣き声で気持ちがわかるの?
赤ちゃんの泣き声をよーく聞いてみると、いつも同じというわけではありません。あるときは「ねぇ〜」という泣き声、あるときは「おぉ〜」に近い泣き声など…実は少しずつ違うこともあるんです。
赤ちゃんは「おむつが汚れて気持ち悪いよ〜」「お腹が減ったよ〜」など、何かしらメッセージを伝えたくて泣いていますよね。そのメッセージ内容によって、赤ちゃんの泣き声は微妙に違うのではないかとも考えられています。
赤ちゃんの泣き声と気持ちの例
赤ちゃんの泣き声とその気持の相関については様々な見解がありますが、ここでは、オーストラリアの研究者プリシラ・ダンスタン氏が提唱している「ダンスタン・ボディ・ランゲージ(DBL)」という法則で導き出されている例を、いくつかご紹介します。
赤ちゃんの泣き声と気持ちの例
● 「おぉ~」「あぉ~」= 眠い
● 「ねぇ~」= お腹が減った
● 「へぇ~」= おむつが汚れている
このように、赤ちゃんの泣き声は少しずつ違うのです。泣き声を聞き分けられたら、なかなか泣き止まない赤ちゃんを前に途方に暮れる必要もなくなりますね!
…と言いたいところですが、微妙な違いなので、残念ながらそう簡単にわかるものではありません。赤ちゃんの「ねぇ〜」と「へぇ〜」を聞き分けるのなんて至難の業ですよね。
そこで編集部は、赤ちゃんの泣き声を翻訳してくれるアプリを使って、本当に赤ちゃんの泣き声と気持ちに関係があるのかを試してみることにしました!
赤ちゃんの泣き声を翻訳してくれるアプリって?
赤ちゃんの泣き声を聞かせると、その泣き声が何を伝えようとしているのか測定してくれるのが、泣き声翻訳アプリです。
これまでは海外の会社が出しているアプリが多く、日本語の翻訳がいまいちわかりにくかったのですが、最近、国内からもアプリが登場しました!それがこちらです!
パパっと育児@赤ちゃん手帳
出典: papaikuji.info母乳やミルクの回数、体温、予防接種など、赤ちゃんの体調や生活に関する様々な記録を残すことができるアプリ。2018年に、赤ちゃんの泣き声を翻訳する機能が搭載されました!
泣き声の翻訳機能は、生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんに適しているとのことです。
赤ちゃんの泣き声、アプリで翻訳してみた!
ということで今回は、生後2ヶ月の赤ちゃんの泣き声で、検証してみました!
- 赤ちゃんが泣き出したら、アプリに泣き声を聞かせてみる
- アプリの結果にあわせて、ママが対処してみる
- 赤ちゃんが本当に泣き止んだら、アプリの結果が当たっていた…つまり、赤ちゃんの泣き声と気持ちには何かしらの関係がありそう!ということになる
協力してくれるのは、生後2ヶ月のゆうせいくんです!
協力してくれたのは、生後2ヶ月のゆうせいくん。今はご機嫌ですが、一度泣き出すとなかなか泣き止まず、どうして泣いているのか理由を探るのがママはとても大変なんだとか。これはよい検証ができそうです!
とはいえこの検証、ゆうせいくんを無理やり泣かせて泣き声を翻訳するわけには行かないので、大人たちは忍耐強く待ちます。
「今日は晴れてよかったですね」と天気の話が始まったり、「いつもはもうちょっと泣くんですけどねー、ははは…」とママに気を遣わせてしまったり、気まずい空気が流れ始めたそのとき、
泣いた!!!
ゆうせいくん泣いた!!!!
いい泣きっぷり!泣き声も素晴らしいです!それでは早速、アプリを使ってみましょう。
ふむふむ、アプリの泣き声ボタンを押したら、5秒くらい泣き声を聞かせるんですね。赤ちゃんの泣き声が響き渡るなかでの5秒は意外と長い…。現場には緊張が走ります。
泣き声を5秒録音した後、アプリを見ると結果が出ていました!その結果がこちら!
アプリいわく、今回のゆうせいくんの泣き声は「眠い」という気持ちが強いとのこと。
さて、ゆうせいくん、本当のところどうですか?ママが少しあやしてみます。
よしよし、いい子だねゆうせいくん。そんなに泣かないで。
ん…?
あれ、もしかして…?
すぐ寝た!!!
本当に「眠い」という泣き声だったみたいです!数分間ママが抱っこであやすと、すやすやと寝てしまいました。
すごい!さすが、正答率80%(※1)を記録しただけのことはあるアプリ…!ちなみにこのときの泣き声は、「んっんっ」「えっえっ」という、少し甘えた感じの声でした。
だけどこれは、偶然当たっただけかもしれない…ということで、
二回戦目、いってみます
ゆうせいくんは眠ってしまったので、大人たちは再び、ゆうせいくんの泣き声が聞こえるのを待ちます。
「2019年の干支はいのしし」という話から、いのししの絵を練習しだす大人たち(暇)。すると…
泣いたー!!!!!
あれ、なんだかさっきより顔がすごくない?泣き声も「うあーーー」という感じ。この泣き声は、一体どんな気持ちを表そうとしているのでしょうか。
すぐさまアプリをかざしてみます。抱っこしてあげたいところだけど、ちょっとだけ待ってね…。
約5秒間アプリに泣き声を聞せると、結果が出ました!その結果がこちら!
おこ…ってる…の…?
なにか怒らせるようなことした?おむつが濡れたとか、眠いとかの泣き声じゃない?あとは前回の授乳から2時間くらい経ったから、お腹が空いている気もする。
なんだか微妙な結果だなぁ…。ということで、ゆうせいくんごめん、もう少し付き合って…!
もう一度アプリをかざして泣き声を聞かせてみます。
結果はどう?やっぱりお腹が空いているんじゃない?
いや、怒ってる割合が増してるー!!
たしかに、泣いているところをパシャパシャ写真に撮られて、何度も泣き声録音されたら怒るよね…ごめん…。そりゃそうだ…。
このあと思う存分ママが抱っこするからね…。ごめん…。
結果:泣き声と気持ちは関係がありそう!
最終的にはゆうせいくんを怒らせてしまいましたが(ごめんなさい)、アプリの結果はばっちり!やっぱり、赤ちゃんの泣き声と気持ちには何かしらの関係がありそうです。
どうして泣いているかわからないときや、どんな気持ちの泣き声なのか知りたいときは、アプリを試してみてもいいかもしれませんね。
泣き声とアプリの結果を照らし合わせていけば、アプリを使わなくても、だんだん赤ちゃんの気持ちがわかるようになってくるかもしれません。
ただし、今回の結果は、あくまでも、ゆうせいくんのもの。赤ちゃんの泣き方や泣き声には個人差があるので、必ずしも全員に当てはまるわけではないですし、泣いている理由がわからないこともあるものです。
アプリの結果は、参考程度に。赤ちゃんとのコミュニケーションの一種として、楽しんで使ってみてください!