出産準備リストに入っていることが多い「沐浴剤」。赤ちゃんの沐浴に使うものとはわかっていても、「沐浴剤って必要なの?」と思ってるママもいるのではないでしょうか。
そこでninaru babyでは、先輩ママにアンケートを実施(※)。実際ママたちは沐浴剤を使っているのか、使った理由と使わなかった理由をご紹介します。
沐浴剤とは?
生後1ヶ月までの間、赤ちゃんは大人とは一緒にお風呂には入らず、「沐浴」といって赤ちゃん専用のお風呂を使って体を清潔にします。
沐浴剤は、赤ちゃんを沐浴するときに石鹸を使わずに、赤ちゃんの体を綺麗にするためのアイテムのこと。
入浴剤のようにベビーバスに入れて、沐浴剤が馴染んだお湯で赤ちゃんの全身を洗います。
沐浴剤の特徴は、赤ちゃんの体を洗ったあとに、きれいなお湯で洗い流す必要がないこと。商品によっては、保湿成分の高い沐浴剤も販売されていますよ。
先輩ママは沐浴剤を使ってた?
それでは、どれくらいのママたちが沐浴剤を使っているのでしょうか?
ninaru babyで先輩ママたちにアンケートをとったところ、沐浴剤を使っていたのは全体の約30%という結果に。
一方で、沐浴剤を使わなかった・または途中で使わなかった人はあわせて約70%。沐浴剤を使っていないママの方が多いことが分かりました。
ではママたちはどのような理由で、沐浴剤を使う・使わないと決めたのでしょうか?
ここからは、沐浴剤を使った・使わなったそれぞれのママたちの声をご紹介します。沐浴剤を使うかどうかを決める参考にしてみてくださいね。
沐浴剤を使った理由は?メリットは?
まずは、沐浴剤を使ったママたちの回答をご紹介します。理由として多かったのは、主に次の2つでした。
沐浴の手間がかからず楽だから
沐浴剤を使っていたママたちの最も多かった回答は「手間が減って沐浴が楽になるから」というものでした。
ぬっこさん
特に1人で沐浴をするときに、キレイなお湯で洗い流すという手間がなくて楽でした。
ちぃさん
初めての沐浴。最初は慣れていなかったので、洗い流す手間がない沐浴剤は便利だなと思いました。
maoさん
沐浴に慣れていないうえに、首がすわっていない赤ちゃんの体を支えるのに精一杯。お湯で体を撫でるだけでいいというのはとても楽でした。
AIさん
洗い流さなくていいのがすごく楽でした。また、泡立てたり、泡が目に入らないように心配したりする必要もなかったのも良かったです。
沐浴剤を使うことで、沐浴中に次の3つの作業を省くことができます。
- 石鹸を泡立てる
- 石鹸を洗い流す
- あがり湯をかける
そのため、特に1人で慣れない沐浴をする機会が多いママは、沐浴剤を使うことで沐浴が楽になるようですよ。
この他にも、沐浴剤は石鹸よりも滑りにくいというメリットもあります。
「赤ちゃんが泡で滑ってしまいそうで怖い」「赤ちゃんを支えるので精一杯…」など、慣れない沐浴で不安なことが多い場合は、まずは沐浴剤を使うことをおすすめします。
保湿になるから
もう1つ多かった意見が、「沐浴剤を使うと保湿になるから」というものでした。
リーさん
乾燥しやすい真冬に沐浴をしていましたが、保湿効果があったので肌がしっとりしていました。全くカサカサしなかったのがよかったです!
匿名さん
沐浴剤を使ったら、気になる乾燥もなくてしっとりすべすべのお肌でした。乾燥している秋冬生まれの赤ちゃんには良いと思います。
商品によって成分は異なりますが、沐浴剤には保湿成分が多く入っているものがあります。
沐浴後の保湿の手間が減るのも、慣れないお世話をするときには嬉しいですね。
沐浴剤を使わなかった理由は?
では次に、沐浴剤を使わなったママたちの意見をみてみましょう。沐浴剤を使わなかった理由は、主に次の3つでした。
洗い流さないのが気になる
沐浴剤のメリットである「洗い流す必要がない」ということを、デメリットと感じるママたちが多く見受けられました。
はるはるさん
洗い流さないのがなんとなく嫌だったので、沐浴剤は使いませんでした。代わりに赤ちゃん用のソープで洗っていました。
みぃママさん
洗い流さないと汚れが残るのではないかと不安だったので、沐浴剤は使いませんでした。
洗えているのか不安
沐浴剤は、石鹸を使わなくても赤ちゃんの体をきれいにできるアイテムですが、「ちゃんと汚れが落ちているのか不安…」という意見も集まりました。
みきさん
沐浴剤だけだと、ちゃんと洗えているのか、流せているのかが分からないので使いませんでした。
ゆきさん
沐浴剤があれば石鹸で洗わなくてもいいと聞いていましたが、ボディシャンプーで洗う方が清潔な感じがしたので、沐浴剤は使いませんでした。
使わなくていいと聞いた
「産院で、沐浴剤ではなく石鹸を使うように言われた」という意見も多く集まりました。
でぶおくんさん
病院でも、沐浴剤は軽く紹介されたくらいで、赤ちゃん用の石鹸を使うように勧められました。
そうちゃんママさん
病院で沐浴の方法を教わったときに、ボディソープを使っていたので、それを真似して家でもボディソープを使いました。
どっちゃんさん
沐浴剤を使っていたら湿疹が出始めました。産院で、ボディソープだと湿疹が出ないと言われたので、途中から赤ちゃん用のボディソープに切り替えました。
沐浴指導でも、ベビーソープを使った沐浴の方法を習うため、それを真似して石鹸を使ったというママが多くいました。
また、体質によっては乳児湿疹ができてしまうケースもあるため、石鹸を使うよう指導されることも多いようです。
ママと編集部が選ぶ!おすすめの沐浴剤3選
ここからは、メリット・デメリットを考えた上で、「沐浴剤を使おう!」と思ったママに向けて、おすすめの商品を3つご紹介します。
沐浴剤を使っていたママたちに聞いたところ、沐浴剤を選ぶときには次のポイントをチェックしていました。沐浴剤を選ぶときの参考にしてみてくださいね。
1. 保湿成分が入っているか
2. 余計な成分が入っていないか
3. 信頼できるメーカーか
先輩ママがよく使っている沐浴剤
1. 持田ヘルスケア スキナベーブ
出典: www.collage-shop.jp
アンケートの結果、ママたちが1番使っていたのは「スキナベーブ」でした。
「スキナベーブ」は発売から40年以上経ったロングセラーの沐浴剤。あせもや湿疹、乾燥などの肌トラブルを防ぐ効果も期待できますよ。
ロングセラーは安心
「スキナベーブ」は昔から使われていて安心だったし、香りが好きでした。肌トラブルも特にありませんでした。
snowさん
香りが優しい
優しい香りでとてもよかったです。沐浴をしているとき、子供も気持ち良さそうでした。
AIさん
先輩ママがよく使っている沐浴剤
2. ピジョン ベビー沐浴剤
出典: products.pigeon.co.jp
スキナベーブに続いてよく使われていたのが、「ピジョン」のベビー沐浴剤でした。
こちらは、赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分を配合した、赤ちゃんの肌に優しい沐浴剤です。ぬるつきがなく、滑りにくいので、沐浴に慣れているママも安心して使えますよ。
香りが爽やか
洗い上がりがつっぱらなくて、匂いも少し柑橘系で爽やかでした。
なぎちゃんママさん
肌がしっとり
お風呂上がりに肌が乾燥しなかったのでよかったです。ボディソープよりも滑らなくて、安心して沐浴ができました。
かずママさん
編集部ピックアップ沐浴剤
3. ベビタブ 100錠入
ママたちの大多数は上の2つの沐浴剤を使用していましたが、編集部からもう1つ、タブレットタイプの沐浴剤をご紹介します。
「ベビタブ」は、赤ちゃんの肌への優しさを考えて、着色料、香料、アルコール、防腐剤、界面活性剤、洗浄剤という余計な成分を配合していない沐浴剤です。
重曹とクエン酸という自然素材の力で、赤ちゃんの肌に負担をかけずに汚れを洗い流すことができますよ。沐浴を卒業後も、入浴剤として使うことができるのも嬉しいポイントです。
他の商品に比べて値段は少し高いですが、自然素材にこだわるママにおすすめですよ。
沐浴剤を上手に使って沐浴をしよう!
沐浴剤を使うと手間を省けるので、沐浴が少し楽になります。一方で、沐浴剤では汚れが落としきれない場合もあります。
産後はママの体力が回復していないので、少しでもママの負担を減らすために、最初のうちだけ沐浴剤を使うというのも1つの方法ですよ。毎日沐浴をして、赤ちゃんの体を清潔にしてあげてくださいね。
※ アンケート概要
実施期間:2019年2月7日~8日
調査対象:生後1ヶ月〜4歳の赤ちゃんがいるママ
有効回答数:423件
収集方法:Webアンケート