全8回にわたるしぃさんの無痛分娩出産レポ、ラストです。
前回のお話↓
登場人物
しぃ(私):ゆるくて面倒臭がりの新米ママ。怒ったり泣いたり忙しい。
ヒナちゃん(娘):2018年8月に誕生。天使と悪魔の二面性を持つが、総合的に大天使。
夫:少し変わり者だが、基本いいヤツ。娘にメロメロ。
第54話
赤ちゃんがすぐそこまで下りてきてるけど、そこからなかなか動かず
一時間半ほど、重めの生理痛レベルの痛みと、眠気と戦いながら待つ時間が続きました。
16:45
院長が分娩室に様子を見に登場。
院長「進み具合はどう?」
助産師「赤ちゃんはけっこう下りてきてはいるんですけど…」
院長「どれどれ。あれ、ほんとだ。もうすぐそこまで下りてるじゃん。よし、じゃあ促進剤の量上げよう」
えっ?
私「あ、あの、すみません。ちなみに、麻酔はもうこれ以上追加しない方がいいですかね…?」
助産師「そうね…お産進みにくくなっちゃうから、ちょっと我慢できるかな?」
私「ですよね(汗)」
仕方ない…
ここまできたらもうラストスパートだと思い、悪あがきはやめました。
そして促進剤の投与量を上げたあと、すぐにレベルの違う痛みが襲ってきました。
これはさすがにめっちゃ痛かった
多分だけど、麻酔してなかったら即死でした…。
いやぁ〜危なかったー…。
え?普通分娩で促進剤使って生き残ってる人いるの?
いやいやwwwそんなわけないってwwwwワロチッチwwww
んで話戻します。
こうして陣痛を強めたのですが、赤ちゃんがそれでも最後の数センチから動かなかったので、吸引で赤ちゃんを出す事になりました。
バタバタと何人かの助産師さんが入ってきて、分娩室の空気もガラッと変わりました。
あぁ、もう産むんだ…!!
そして夫も動画撮影をスタンバイし、
ついに
いきみ開始
吸引すると同時に、男の先生が体重かけて強くお腹を押したのですが、コレがかなり痛い!!!
それに麻酔が効いてるから、めちゃくちゃいきみにくい!!お腹にうまく力が入らない…。
でも、そんなこと言ってられん!!!!
赤ちゃんの方が何倍も痛くて苦しい思いしてるんだと思い、とにかく必死でいきみました。
そして、3回目のいきみで、、、
2018年8月31日
PM17:08
3070gの女の子を出産しました!
どういう涙なのか自分でもよく分からないのですが
産まれた我が子を見て泣き声聞いたら、自然と涙が出てきました。
すぐに胸の上に赤ちゃんを乗せてくれて、それまで元気よくギャーギャー泣いてたのに、途端に泣き止んで落ち着いてくれて
本能的に、『この子を守らなくちゃ』と思いました。
…なんかあの時の気持ち思い出してジーンとしてきた笑
あの時の感動は、いつまでも忘れずにいたいです!
娘ちゃん、
生まれてきてくれてありがとう!
今回の計画無痛分娩の感想をまとめると…
無痛にして本当に良かった!痛い時ももちろんあったし、前処置はすごく怖かったけど、
穏やかな時間を過ごせたり落ち着いた気持ちで赤ちゃんを迎えられました!
(専業主婦/しぃ/30歳)
特に私の場合は、
- しっかり麻酔が効いた
- お産の進みがスムーズだった
- 副作用が全くなかった
という運の良さも相まったので
最小限の痛みで出産する事ができました。
無痛分娩ってリスクもあるし、費用もかかるし、対応してる病院も少ないから
みんなも無痛にしちゃいなYO!
とは簡単に言えないけど…。
少なくとも、私には普通分娩は、絶対無理。
という事だけは改めてハッキリ言えます…。
陣痛がピークの時、何度も
「麻酔してなかったらもっと痛いんだ…!このくらいで弱音吐いたらダメだ…!!」
と自分を奮い立たせて乗り越えました。
いや〜改めて思ったけど、普通分娩の人マジですごいわ尊敬するわ…。
というわけで、出産レポはこれで終わりです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
【次回】
次回から、いつもの「しぃのゆるぐだママ生活」に戻ります。
2020年11月30日(月)更新予定です。お楽しみに!
しぃ
作者