女子の人間関係

「女」の嫌な部分を知ろう|女子の人間関係【1】

子供が生まれると、ママ友のようにそれまで関わってこなかった人たちと関わることになります。

しかし、そのせいでストレスを抱えてしまうことも少なくありません。では、どうすればストレスのない人間関係を築けるのでしょうか?

当連載では、精神科医の水島広子先生による「女子の人間関係をうまく渡り歩く方法」を紹介していきます。

1回目の今回はプロローグ。水島先生が「これだから女は…」と言われてしまうような女性の特徴を挙げていきます。

「これだから女は…」と言われてしまう特徴

イラスト 悩み


○「女の敵は女」とよく言われるように、自分よりも恵まれた女性に嫉妬し、その足を引っ張ろうとしたり、幸せを奪い取ろうとしたりする。

○裏表がある。表ではよい顔をしていても裏では陰湿。「それ、かわいいね」などと本人には言いつつ、裏では「ださいよね」などと言ったりする。

○男性の前で「かわいい女」「頼りない女」を演じる。

○他の女性を差し置いて、自分だけが好かれようとする。

○恋人ができると変身する。すべてが恋人優先になり他の女友達には「無礼」としか思えない態度をとるようになる。

○すぐに群れたがる。「群れ」の中では均質を求め、異質なものを排除しようとする。

○自分は自分、他人は他人、という見方をすることが苦手。自分とは違う意見やライフスタイルを持つ相手を尊重できず、「自分が否定された」とみなし、そういう人を「敵」ととらえる。

○感情的に「敵」「味方」を決め、自分をちやほやしてくれる人には限りなく尽くす一方、自分の「敵」に対しては、とことん感情的に攻撃する。その感情的攻撃は、多くの場合「正論」という形をとり、主語は「私は」ではなく「普通は」「常識的には」など。

○陰口やうわさ話、つまり他人についてのネガティブな話が好き。

○ストレートに話さず、間接的で曖昧な話し方をして、「ねえ、わかるでしょ」というような態度をとる。そしてわかってもらえないと機嫌を損ねる。

○「お母さんぶり」「お姉さんぶり」をする。相手のことは自分が一番よくわかっている、という態度で、悪気はなくても、意見の押しつけをしたり決めつけをしたりする。

いわゆる「女」の部分

「これだから女は……」と言われるような特徴には、以上のようなものがあるのではないでしょうか。

このような「女」の特徴が面倒くさいために、女性とつきあうよりも男性とつきあう方がさっぱりしていて気楽、と感じる人は少なくないものです。

女友達よりも男友達の数の方が多いという人もいますね。

これらは、いわゆる「女」の嫌な部分、と言うことができるのですが、もちろんすべての女性にこれらの特徴が見られるわけではありません。

また、ある特徴は目立っても他はそうでもない、という人もいるでしょう。これらの特徴がほとんど見られない女性ももちろんいます。

ここに挙げたような、いわゆる「女」の嫌な部分を、当連載ではカッコつきの「女」と書くことにします。

これは女性そのものを意味するのではなく、いろいろな女性に見られる、一連の困った特徴のことを呼ぶと理解してください。

「女」の特徴を知ると
女性との関係がスムーズになる!

イラスト 女性

女性同士のつき合いを難しいと感じる背景をよく考えてみれば、そこには「女」の要素が見つかることがほとんどだと思います。

具体的な例については後ほどそれぞれ見ていきますが、「女」についてよく知っておくことは、女性との関係をスムーズにする上でプラスになります。

「女」の扱いを間違えてしまうとかなり面倒なことになってくるからです。

また、一般に、「女」度が高い女性は他の女性に嫌われやすく、「女性に好かれる女性」は「女」度が低い人だと言えるでしょう。

ですから、自分自身の中にある「女」を知り、「女」度を下げることは、女性とうまくやっていくコツになるとも言えます。

「女」として生きることは女性から力を奪うこと

さらに、「女」についてよく知ることは、女性全体のエンパワーメント(有力化。力強くなること)につながります。

そもそも「これだから女は……」という雰囲気は、女性がまるで劣った性であるかのような印象をもたらし、女性から力を奪ってしまいます。

また、「女の敵は女」に象徴されるように、「女」として生きていく限り、本当の意味で他の女性とつながることはできません。

真のつながりは大きな力をもたらすのですが、「女」同士には形ばかりのつながりしかできません。

ですから、「女」についてよく知り、自分自身の「女」度を下げ、他の女性にもよい影響を与えることができれば、それは女性全体の力につながるのです。

女性として楽しみながら生きることはできる

今まで、「女が強くなる」と言うときには、「男のようになる」という文脈で語られることがほとんどだったと思います。

しかし、「女」に注目することによって、女性として楽しめることを失わないまま、しなやかに強くなることができます。

これは、結婚している/していない、働いている/働いていない、子どもがいる/いない、どんな立場でも関係ありません。

「女を捨てた」わけではなく、「女」の嫌な部分から解放されて生きていく、という新しい生き方を目指せるのです。

<つづく>

※この連載は『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)からの転載です。

次回予告

専業主婦の友達から働くことを非難されるというワーママからの相談に、水島先生はなんと答える…!?

次回からは相談者の悩みに水島先生が答える形で、女子の人間関係について詳しく解説していきます。

2021年7月31日(土)公開予定。

お楽しみに!

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そんな女たちとどう付き合ってゆけばいいのか、わかりやすく解説します。


水島広子

水島広子

著者

一人ひとりの心の平和が社会の平和につながると信じている精神科医・元衆議院議員。人の心は、平和か怖れしかないと信じて生きている。詳しくは「怖れを手放す」(星和書店)を。20代娘、10代息子の二児の母。AHJ代表。Twitter(@MizushimaHiroko),ホームページはこちら