登場人物
娘:現在2歳。イヤイヤ期真っ盛り。イヤイヤしてない時は慎重派でしっかり者。
ママ(もちこ):30代主婦。とにかく楽しく過ごしたい。
パパ:のんびりマイペース。趣味のドラムを叩く時だけ早く動く。
第9話
我が家では、夕方のバタバタしたスケジュールをさばききれず、夜寝かしつけの時間が遅くなってしまうことがあります。
そんなときに限って、リビングで遊び出してしまう娘。
成長期真っ只中の娘には十分な睡眠をとってほしい…。深夜までマンガを読んでいる自分のことは棚に上げて、娘を寝室に運ぼうとしたときのこと。
まだ遊びたいのに強制終了された娘は全力で抵抗しているのですが、私の方が力が強いので全然降りられません。
そこで、娘なりに「やめて!」と伝えようとした言葉が…
「おーしまい!!ちゃんちゃん!!」
早く寝かせなきゃと焦っていたのが一転、「保育園でたくさん絵本を読んでもらってるのかな…」と、微笑ましい気持ちになりました。
たくさん言葉を覚えていくこの時期。
きっといろんな人の会話を聞いて、娘なりに言葉を整理している途中なのでしょう。そんな頭の中を、少しのぞいたような気がしました。
「お肉まん」「おっきい(たくさんの)牛乳」「まっくらクラクラ」「お花畑(花を生けた花瓶)」「キラキラの七味」
ニュアンスは分かるけど少しずれている…そんな娘の言葉が愛しいな、と思います。
もちこ
作者