ハンドメイドアプリでお小遣い稼ぎできる?ミンネのママ作家に質問!

「子育ての合間にお小遣い稼ぎできたら」「趣味を収入につなげられたら」

ハンドメイドアプリで作品を販売してみたいと思っているママは多いのではないでしょうか。今回は、ハンドメイドアプリでママが稼ぐ方法について、minne(ミンネ)を中心に作家として活躍しているママへのインタビューとともにご紹介します。

ママに人気のハンドメイドアプリって?

ハンドメイドアプリ la viola アロマワックスサシェ ミンネ minne

ハンドメイドアプリとは、ネット上でハンドメイド作品を販売・購入できるアプリのことです。

手作りのアクセサリーや雑貨、衣服をはじめ、ベビー服やベビーグッズも充実しているので、子育て中のママにも人気。趣味や特技を活かしてオリジナル作品を制作し、販売するママもいます。

ユーザー数が多く、ママからも支持されているハンドメイドアプリには、「minne(ミンネ)」「Creema(クリーマ)」「BASE(ベイス)」などがあります。

ハンドメイドアプリでお小遣い稼ぎできる?

実際にハンドメイドアプリで自分の作品を販売するには、どうしたらいいのでしょうか。アプリの運営会社によって違いはありますが、大まかには下記のような流れとなります。

ハンドメイドアプリでの作品販売の流れ

  1. 作家として登録する
  2. 作品を制作して販売する
  3. 作品が売れる
  4. 作品を送る
  5. 売上金が振り込まれる

作品が売れると、商品代金から販売手数料や振込手数料を引いた額が売上金として入金されます。

下記は、ミンネ、クリーマ、ベイスの出品料や販売手数料、振込方法などの比較表です。

ミンネ クリーマ ベイス
出品料 0円 0円 0円
販売
手数料
商品代金の
10%
(税抜)
商品代金の
8~12%(税抜)
商品代金+送料の
6.6%+40円(税込)
振込申請の有無 売上金1,000円以上になったら自動で振込まれる 申請が必要 申請が必要
入金時期 月末締め
翌月末払い
振込申請のあった翌月末払い 振込申請から10営業日
振込
手数料
一律172円 3万円未満:172円、
3万円以上:270円
2万円未満:750円、
2万円以上:250円

なかには月に何十万円も売り上げる作家さんもいるそうですが、子育て中のママは、お小遣い稼ぎ目的で販売している人が多いそうです。

また、上記のアプリのほか、フリマアプリの「メルカリ」で作品を販売しているママも。メルカリは利用者数も多いので、よりたくさんの人に作品を見てもらいたいというママにおすすめです。

ミンネで活躍中のママ作家にインタビュー!

実際にミンネを中心に「La viola(ヴィオーラ)」の作家名でアロマワックスサシェを販売しているママにお話を伺いました。

La viola

Nさん(神奈川県在住)

2017年からアロマワックスサシェの制作を開始し、ミンネを中心に販売中。プライベートでは2児のママ。

ショップ「La viola」はこちら

きっかけは、ちょっとした興味から

ーアロマワックスサシェ作りとの出会いは?

インスタでサシェを作っている人を見かけたり、ドライフラワーの魅力を感じたりしていたときに、友人が手作りアロマキャンドルの制作・販売していることを知り、「私も何か作ってみたい!」と思ったのがきっかけです。

ワークショップに参加して作り方を学び、オリジナルのアロマワックスサシェを作るようになりました。

子育ての合間にお小遣い稼ぎできたら…

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ーハンドメイドアプリで販売を始めた理由は?

二人目が生まれてから少しでも収入が欲しいと思い、子育ての合間に自宅でできることを探していたので、アロマワックスサシェ作りが「販売につながるかも」と考えるようになりました。

店舗を持ったりネットショップを運営したりすると莫大な費用がかかるため、そういった費用をかけずに商品を売ることができるミンネやクリーマで販売を開始しました。現在はベイスでも販売しています。

販売するまでの主な準備として、サシェのサンプル作り、価格決定、梱包材の準備、配送方法の決定、商品写真撮影、作品紹介や注意事項などの文章作成などを行いました。

ーハンドメイドアプリの良さは?

商品を店舗に置くと強い照明に当たってドライフラワーの劣化が早いのですが、ハンドメイドアプリを利用すればオーダーが来てから制作できるので、新鮮な商品をお客様に届けられることが魅力。オリジナルのオーダーにもすぐ対応できるのも良いところですね。

また、金銭のやり取りは全てアプリ側でやってくれるので安心です。

販売から1週間でミンネの特集に掲載!

ーハンドメイドアプリで作品を販売してよかったと思うことは?

販売開始して1週間後くらいにミンネの特集「6月生まれに贈りたいギフト」に掲載されたことで、たくさんのお客様に作品を見てもらうことができました。

実際に購入してもらい、レビューをもらうことで、自分の作品が認められているという実感がわき、嬉しかったです。今後も作品作りを続けていこうと思う大きなきっかけとなりました。

でも、子育てしながらの作品作りは大変…

ー作品制作や販売をするうえで大変なことは?

サシェを販売したいと考えたときは、まだ下の子が1歳で今よりもっと手がかかったので、実際に販売開始するまでに半年以上もかかりました。

その頃に比べ、今は落ち着きましたが、それでも日中は子供の相手が優先となるので昼間はほとんど制作時間をとれず、いつも子供たちを寝かしつけた後に作っています。注文が多いときは、朝まで寝ずに作っていたことも。

子育てと作品制作の両立はとても大変です。でも、子育てもサシェ作りも楽しく、やりがいがあるから頑張ることができていると思います。

価格と材料費・制作時間のバランスも難しい

ミンネ ママ ハンドメイド 副業

ーハンドメイドアプリを通しての売り上げには満足していますか?

販売当初は、お客様に買ってもらいやすいことを第一に価格を設定したため、材料費や制作時間を考えると結果的に厳しいものがありました。そのため、しばらくして価格を見直しました。

子育てをしながらだと受けられるオーダーに限りがあるので、全体的な売り上げには、まだまだ満足はいっていません。ハンドメイドアプリを通しての販売だけで生計を立てていくことの難しさを感じています。

将来は自宅で教室を開くのが目標!

ー今後の目標や夢は?

サシェだけでなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントもやってみたいです。将来的には、資格を取得して自宅で教室を開いてレッスンをしたいと思っています。

ハンドメイドアプリでママの夢を広げよう

ハンドメイド ママ
実際にハンドメイドアプリで作品を販売しているママの話を聞いて、子育てと両立することは想像以上に大変で、本当に作品作りが好きだからこそ続けられるのだなと感じました。

ユーザーに伝わりやすい商品説明を書いたり、発送時にメッセージを添えたり、ラッピングを工夫したり…。細部までこだわって、丁寧に作業をしているところも印象的でした。

手作りアイテムを販売したいと思っているママ、お小遣い稼ぎや副収入のために何か始めてみたいと考えているママ、今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。


佐久間 祐子

佐久間 祐子

さくま ゆうこ

CM音楽プロデューサー、翻訳などの仕事を経て、妊娠・出産を機に一度は専業主婦に。長男が2歳のとき「こそだてハック」「ninaru baby」編集部に仲間入りしました。編集歴3年。
2018年秋に第2子を出産し、ひさびさの赤ちゃんとの生活に奮闘しながらも楽しんでいます。
https://eversense.co.jp/member/sakuma-yuko