家庭で試行錯誤していた私ですが、学校では同じように先生も試行錯誤してくれていました。
先生は長男にできる範囲で集団と関わるようにしてくれました
小1の長男の気になる行動は、主に次の4つでした。
「脱走」
「人と関わらない」
「音楽や体育を受けられない」
「授業中に工作で遊ぶ」
それに対して先生は色々考えてくれた様でした。
①教室から出ない工夫
教室の端に長男のスペースを作っていただきました。
一見隔離されていて不思議な光景で、私も初めて見た時はとても驚きました。
でも、これはかなり効果があったそう。
長男にとっては大好きな場所だったので、落ち着いて話を聞けるし、外に出ることも減りました。
②ルールを覚えてもらう
授業中に工作をやめられない場合は「先に勉強を終わらせてから」というルールにしてくれました。
初めはすぐに切り替えることはできませんでしたが、家庭の支援でも行っている「CCQ」という支援を徹底してくれたので、少しずつ切り替えられるようになっていきました。
また、音楽や体育といった教室を移動したり自席のない活動は、「皆と同じにできなくても一緒の空間にいる」というルールを教えてくれました。
子供に指示をするときに心がけること。「Calm(カーム/穏やかに)、Close(クロース/近くで)、Quiet(クワイエット/静かに)」の頭文字。ペアトレの手法です。
③無理のない範囲で人と関わる
「給食の時間はクラスメイトと席をくっつけて食べる」「掃除などの共同作業はみんなでやる」など、本人が可能な範囲を知って、集団と関わるポイントをおさえてくれました。
はじめからうまくはいきませんでしたが、少しずつ、長男のできる範囲で集団と関われるようになりました。
長男のペースで1歩ずつ適応できるように
先生にもたくさん支援していただいて、少しずつ学校のルールに適応できるようになっていきました。
でもすんなりいったわけではありません。次話では、小学校1年生から現在(小学校6年生)までの長男の変化についてご紹介します。
スガカズ
作者