季節の行事や記念日には、部屋を飾って普段と違う雰囲気を楽しみたいですよね。
例えばひな祭りには、ひな人形に加えてデコレーションすれば、部屋がパッと明るくなります。また、ひな人形の代わりにデコレーションするのもおすすめですよ。
今回は、100均で入手できる材料を使った、ひな祭りを盛り上げる手作りデコレーションを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
デコレーション作りは「モチーフ」や「カラー」選びがポイント!
デコレーション作りでは、その行事や記念日に関連するモチーフやカラーをヒントにすると、統一感のあるデコレーションに仕上がります。
ひな祭りのカラー
● 桃色
● 白
● うぐいす色
● 朱・赤
ひな祭りのカラーをベースに、落ち着いたトーンのピンクやグリーンを使うと、インテリアになじみやすくおしゃれに仕上がります。
ひな祭りのモチーフ
● 桃の花
● ひし餅
● ひなあられ
● ぼんぼり
● 屏風
● 扇
関連するモチーフが多いと、発想が広がる反面迷ってしまうことも。いくつかに絞って作ってみるのがおすすめです。
ここからは、以下のひな祭りのデコレーションを紹介します!
▽ ひな祭りデコレーションの作り方
ひな祭りデコレーション【1】
ハートのつるし飾り
3色のハート型の緩衝材(かんしょうざい)をひし餅カラーの順に重ねた壁飾りです。ひし形ではなくハート型を使うのがポイント。マシュマロのようなふんわりとした見た目で、かわいい雰囲気を演出します。
▼材料と用意するもの
材料 | ハート型の緩衝材:1〜2袋 綿製の毛糸(細め):適量 |
用意するもの | 縫い針 マスキングテープ(設置用) |
① 綿製の毛糸を針に通し緩衝材をつなげる
ひし餅の色の順番につなげたり単色にしたりと、自由につなげましょう。3つずつ一定の間隔を開けてつなげるとかわいいですよ。
綿製の毛糸を使うため、針穴の上部に切り込みのある「ワンタッチ針」を使うと糸通しがラクです。
② 一番下の部分を玉結びして固定する
緩衝材が綿製の毛糸にひっかかるので、それぞれがずれ落ちてくることはありません。念のため一番下だけ玉結びをしておくと安心ですよ。
おいしそうに見えるので、赤ちゃんが誤って食べないよう、手の届かない場所に設置しましょう。
ひな祭りデコレーション【2】
ストローポンポン
丸い桃の花をイメージした、カラフルなストローで作るポンポン飾りです。部屋に色とりどりの花が咲いたように明るくなります。ゆらゆら揺れるのをずっと眺めていられそうですね。
▼材料と用意するもの
材料 | ストロー:1〜2袋(好みの色と太さ) 結束バンド:1袋(長めがベター) 細めの綿ひも |
用意するもの | はさみ マスキングテープ(設置用) |
① ストローをカットしてパーツを準備する
今回は細くて短めのストローを使いました。曲がるストローのじゃばら部分より上をカットし、斜めの部分を水平にカットします。
ストローの長さでポンポンの大きさが変わり、束ねるストローの量でポンポンの密度が変わるので、好みの長さや量を準備しましょう。
② 結束バンドでストローを束ねる
20〜30本のストローの中心部分を結束バンドでギュット束ねましょう。きれいな球状にするには、中心部分に合わせるのがポイントです。
③ 結束バンドを締めて球状に広げる
中心部分に合わせた結束バンドを思いっきりひっぱると、ある程度ストローが開きます。手でも広げてキレイに整えましょう。
④ 不要な結束バンドをカットして仕上げる
余分な結束バンドをカットした後、束ねた部分を綿ひもで結んだら完成!天井に貼ったり、突っ張り棒に結んでつるしたり自由に飾りましょう。
ひも装着方法はほかにも!
束ねた際、つぶれないままのストローが残っている場合があります。そのストローに綿ひもを通します
ひもがスルッと抜けてしまわないよう、端材のストローに紐を通して結び、ストッパーを作ります
完成!この方法だと、中心に紐を結ばずに飾り用のひもがつけられます
ひな祭りデコレーション【3】
ハートのガーランド
色紙で輪っかをつなぐ飾りはパーティーの定番ですが、ハートを連ねるとよりハッピーな気分に!画用紙のハリでゆらゆらと揺れるのも、このガーランドならではです。
▼材料と用意するもの
材料 | 赤色画用紙:2枚 ピンク色画用紙:2枚 ※B4サイズを使用 |
用意するもの | ホチキス マスキングープ(貼り付け用) |
① カットした画用紙を4枚重ねる
始めに、B4サイズの画用紙を幅2.5cm×長さ11cmにカットしましょう。カットした細長い画用紙を4枚重ねます。
② 下から1cmのところをホチキス留めしてハートをつくる
下から1cmのところを留めてから
外側の2枚を下げて
両サイドを新しい2枚で挟んでホチキス留めします。これを好みの長さになるまで繰り返せば完成!
ひな祭りデコレーション【4】
ストローガーランド
パステルカラーのストローを使った、やさしさとかわいさを醸し出すガーランド。ひな祭りパーティにもおすすめですよ!
▼材料と用意するもの
材料 | ストロー:1袋 麻ひも:適量 |
用意するもの | はさみ マスキングープ(設置用) |
① ストローをカットしてパーツを準備する
曲がるストローのじゃばら部分から上をカットします。今回のストローは長さは25cmで、じゃばら部分を含め6cmカットしました。旗部分の上辺は3cm短くカットし、上辺16cm、他の2辺は19cmで作りました。
② 1→2→3→4の順番で麻ひもをストローに通す
麻ひもの先端部分をマスキングテープで巻くと、ストローに通しやすくなります。
今回は、ワンポイントにフラッグとフラッグの間に端材のストロー入れました(左上)。
ひな祭りデコレーション【5】
タッセルガーランド
存在感があってかわいいタッセルガーランド。ふんわりとした素材で作り、やわらかな雰囲気を演出します。別色で作ったお花を両サイドに加え、華やかさをアップ!
▼材料と用意するもの
材料 | おはながみ(約19×25cm):1タッセルにつき2枚必要 麻ひも |
用意するもの | カッターナイフ カッターマット セロテープ マスキングテープ(設置用) |
① おはながみを縦半分に折ってカットする
おはながみを2枚重ねて縦半分に折ります。
上部を約6cmほど残し、折り目の部分だけ0.5cm、その他は1cm幅にカットします。
② 2枚の紙を少しずらしてから再び半分に折る
一度2枚の紙を広げて0.5cmほどずらし、ずらしたままの状態で半分におります。
③ 端から細めにくるくる巻く
6cm残した上部を細めにくるくると巻いていきます。
⑤ 麻ひもを通す穴を作る
くるくると巻いた部分をねじったらセロハンテープで固定し、麻ひもを通す輪を作りましょう。
⑥ ボリュームを調節してふんわりタッセルの完成
ねじった部分の下から指で持ち上げるように押すとボリューム感が出ます。完成したタッセルを麻ひもに通して壁に貼るだけで、お部屋が一気に華やかに!
ひな祭りデコレーション【6】
扇の壁飾り
おひなさまが手にしている扇をデコレーションのモチーフに!和なイメージの扇を色を変えたくさん飾ることで、アートな印象に仕上げました。
▼材料と用意するもの
材料 | 色画用紙(約17.5×25cm):20枚 | 用意するもの | のりテープ マスキングテープや養生テープ(設置用) |
① 画用紙を8等分に折る
はじめに画用紙を半分に折ります。
さらに半分、またさらに半分に折り、8等分になるように折ります。一度広げ、山折り・谷折りを繰り返し、じゃばら折りになるようにしておきましょう。
② 半分に折ってのりテープで留める
③ ①~②をもう1つ作りのりテープで留めて完成
2つつなげることで、しっかりとした扇型が作れますよ。大きさの違う扇を作ったり、色をそろえたりと、アレンジしてみてくださいね。
デコレーションするなら壁や窓近くがおすすめ!
ひな人形を飾る場所はほぼ決まっているので、新たに飾り付けるなら、壁や窓の近くを使うのがおすすめです。
面積の広い壁はキャンバスのように使えますし、窓近くは、光が入ってデコレーションが映えます。さらに、場所を取らずフォトスペースにもなるので一石二鳥ですよ。
『壁や窓付近』を有効活用してみてくださいね。
手作りのデコレーションで一味違う違うひな祭りを楽しもう!
手に入れやすい材料で作る、ひな祭りを盛り上げるデコレーションはいかがでしたか?
「お手頃価格で作れるけど、リッチ感があってかわいい」のが今回のポイント。
楽しく作って、思い出に残る楽しいひな祭りになりますように!