外出中、急に授乳が必要になって「手元に授乳ケープがない!」「隠せるものがなくて困った!」という経験はありませんか?
今回は、そんな緊急時のときに授乳ケープの代用として使える便利なアイテムや、身近なもので代用するアイデアをご紹介します。
約半数のママが授乳ケープを持っていない、代用した経験あり!
先輩ママ100人にアンケートを取ったところ、約半数の49%のママが授乳ケープを持っておらず、別のもので代用した経験ありとの回答でした。
代用したアイテムで特に多かったのが、おくるみや大判のストールという意見でした。
実はそれ以外にも、さらに手軽に授乳ケープの代用として使えるアイテムや、代用方法はたくさんあるのです。では、実際に見ていきましょう!
授乳ケープはマルチクリップで手軽に代用!
授乳ケープがないときに使えるアイテムとしておすすめしたいのが、マルチクリップです。ベビーカーのブランケットホルダーや帽子留めにも利用できる優れもので、100均で手軽に購入できます。
マルチクリップでタオルを挟めば授乳ケープに!
マルチクリップの紐を首に掛け、クリップでタオルを挟むだけ。あっという間に、代用授乳ケープの完成です。
クリップでしっかり挟めるのではだけにくく、紐の長さも微調節できますよ。
マルチクリップは手のひらサイズなので、バッグの内ポケットなど小さなスペースにも収納可能。持ち運びの際にかさばらないので、これとタオルさえあれば緊急時も安心です。
子供の帽子留めに購入したマルチクリップを、授乳ケープの代用に利用しています。普通に結ぶよりクリップの方が安定感があるし、バッグに入れて常に持ち歩けるサイズ感なのも便利です。(chunchun)
上着を利用した授乳ケープ代用術
授乳ケープは、何も用意せずとも、上着ひとつで簡単に代用できてしまうんです!特におすすめなのが、季節を通して長く活用できる、薄手のロングカーディガン。
はだけるのが心配なママは、丈が長いデザインがベストです。伸縮性のある素材だと、赤ちゃんが圧迫感を感じないので安心できますよ。
上着を前後反対に着て授乳ケープに代用
上着を前掛けのように、前後逆に袖を通して羽織ります。このとき、簡単にはだけないよう、なるべく肩の部分までしっかり袖を通すようにしてください。
赤ちゃんが苦しくないように、胸元には少しスペースを空けるようにすると良いですよ。
急に外出先で授乳が必要になったときは、常に、上着を後ろ前に着てケープ代わりにしていました。(アリエル)
上着の袖を結んで授乳ケープに代用
上着の袖を首の後ろで結び、通常の授乳ケープのような形で使う方法もあります。
結ぶだけではほどけないか心配なママは、シュシュなどを使って結び目を可愛く固定するのもおすすめですよ。
パーカーやカーディガンなどの上着の袖を首の後ろで縛って、授乳ケープとして使っていました。少し暗めの色だと透けにくく、汚れも目立たないのでおすすめ。(雅)
スリングを授乳ケープとして代用!
ママの中には、スリングを授乳ケープに代用していたという方も。
授乳服×スリングで、ケープいらずな授乳タイムが過ごせるとインスタに投稿していたyuukiyanagawaさん。抱っこ紐とおんぶの専門家であり、ベビーウェアリングコンシェルジュとしても活躍されています。
保育園からの帰り道のスリング授乳やラップ授乳は、yuukiyanagawaさんたち親子のコミュニケーション手段のひとつ。そしてママにとっての時短術のひとつでもあるそうです。
帰宅してからもグズられないので、夕飯の支度や荷物の片付けもはかどっているとのこと。
緊急時!抱っこ紐が授乳ケープの代用に
抱っこ紐は授乳中の姿をうまくカバーできるので、いざというときは授乳ケープの代用として使っているというママの声も聞かれました。
子供を連れての外出は抱っこ紐での移動がほとんどだったので、授乳ケープを使っていちいち授乳するのが面倒で…。
そのため、抱っこ紐をしたままこっそり授乳はよくやっていました。案外バレないし、授乳後にそのままねんねしてくれるのも助かります。(Yちゃんママ)
抱っこ紐の中での授乳に関しては、助産師の菊池さんも授乳ケープがないときのおすすめ代用例として挙げています。
慣れないと難しいかもしれませんが、抱っこ紐の中での授乳も、いざというときはおすすめです。冬だとアウターを着ているので、横から見えにくいという利点もありますよ。
菊池さん
授乳ケープは身近なもので気軽に代用OK
授乳ケープはいざというとき手元になくても、身近なもので簡単に代用できます。今回紹介した実例を、ぜひ困ったときは参考に活かしてみてくださいね。
※アンケート概要
実施期間:2018年9月7日~9月14日
調査対象:授乳ケープを使っているママ
有効回答数:100件
収集方法:Webアンケート
取材協力:菊池 はるな
助産師
茨城県立中央看護専門学校助産学科卒業後、総合周産期センターの産婦人科・NICU勤務を経て、現在は横浜のあおのウィメンズクリニックに勤務。また世田谷のみくりキッズクリニックで母乳外来を担当しています。お母さんと赤ちゃんに寄り添いながら、妊娠生活や出産、育児が楽しめるようなサポートを心がけて、日々働いています。現在、IBCLC(国際ラクテーションコンサルタント)取得のために奮闘中です。
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