この連載は、外科医のミューさんが、出産・育児に感じた様々なことを書きつづった日記。
ミューさんの復職と育休のはなし、第2回です。
前回はこちら↓
今は、そういうときなんだよ
前話に多々コメントをいただきまして、ありがとうございました。
共感してくださったり、自分の選択を教えてくださったり、とても嬉しかったです。
何より皆さんが色々なお仕事をされていて、自分の生活と繋がっているすぐそばに同じように悩んで頑張っているママさんがいるのだと励まされました。
漫画はもう描いてしまっているのでオチは変わりませんが、こんな選択も悪くないなと思うきっかけになればと思います。
私が育児や仕事で悩んでいるとき、私の話し相手になってくれたのは母でした。
私は母が大好きで、「母のような女性になりたい」といつだって思って生きてきました。私にとって灯台のような存在です。
出産をして、子供を育ててみて、母が初めて語る話もありました。その中で漫画のエピソードはとても心に残っています。
『今はそういうときなんだって私は思っていたよ』
実家が遠く援助をなかなか得られなかった母は、きっと１人で考えて色々な葛藤を乗り越えて来たに違いありません。
そして今そんな言葉をかけてくれるのは、きっと私に必要な言葉だからで。
空想で『理想の未来のわたし』を想像してみたら、きっと母と同じ言葉を今の私にかけるに違いないと思いました。少し迷いがなくなった気がしました。
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ミュー
作者
30代消化器外科医。息子を出産後、一年間育休をとり復職しました。高齢者が好きで外科医になりましたが、出産後子供が愛しくなりました。うんちのことは専門だけど、子供のことはわからない。毎日手探りで育児をしています。漫画を描くのも大好きなので、仕事のことや育児のことをブログやツイッター(@myumyumoon)で描きます。
2020年9月9日
