今あるもので「あか抜けた」部屋になる。

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。【4】

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できるだけ部屋をきれいにしたいけれど、遊び盛りの子供がいるとそうもいかない…そんな悩みを抱えていませんか?

この連載では、真似するだけで素敵なお部屋になれる方法を、全9回に渡ってご紹介します。

↓第1回のお話はこちら

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。【1】

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。【1】


↓前回のお話はこちら
今あるもので「あか抜けた」部屋になる。【3】

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。【3】

【第4回】
高・中・低のアイテムで三角を描こう

花 イラスト

雑貨店でひと目惚れした置物、おしゃれな花瓶、旅先で見つけたかわいい小物の数々。「さぁ、飾ってみよう!」と、いざ並べてみると、どうもしっくりこない。

ひとつひとつはかわいいのに、一緒に並べると統一感のないバラバラな感じ。「お店で見ていたイメージとぜんぜん違う!」なんてことはありませんか?

モノをすてきに飾るのって難しいですよね。どうすればいいのか、実際よく受ける相談のひとつです。

小物をセンスよく飾るルール。それは三角形を意識することです。

ポイントは、以下の2つです。

① 背の「高・中・低」アイテムを3つ選ぶ
② この3つが三角形になるように置く

このように置くと、バランスが整って失敗しません。三角形になるように、高さに違いが出るモノを選ぶことが大切。同じ高さで並べるとのっぺりとしてしまいます。

あか抜けた部屋 4話 置物 あか抜けた部屋 4話 置物

いくらかわいい雑貨、小物でもあれこれ横に並べるのはNG。単調で格好がよくありませんし、ごちゃごちゃした印象になります。

また、1個だけ飾るのもNG。1個だけだと、唐突な感じがしたり、ポツンとさみしい感じがしたりします。飾るときのアイテムは3個がベストです。

きれいにディスプレイできるおすすめアイテム

花 イラスト

理論はわかった!でもどんなアイテムで三角形をつくればいいの?と思いますよね。おすすめの3点セットをご紹介します。

それは花瓶、フォトフレーム、小物。三角形の頂点は、もっとも背の高い花瓶。2番めの高さがフォトフレーム。いちばん背の低い小物。高中低の3つを組み合わせれば、きれいな三角形ができます。

また、何かしらテーマを決めると、アイテムを決めやすくなります。統一感が出てセンスも光ります。

テーマと三角形の例をあげてみます。参考にしてみてくださいね。

テーマ「旅の思い出」

フランス旅行なら、
高:キャンドルスタンド
中:旅行の写真の入ったフォトフレーム
低:エッフェル塔の置物

テーマ「春」

高:淡いピンクの花を生けた花瓶
中:桜のポストカードを入れたフォトフレーム
低:蝶の置物

テーマ「海」

高:灯台をモチーフにした置物
中:貝殻を入れた瓶
低:ブルーのキャンドルグラス

テーマ「ハロウィン」

高:オレンジの花
中:おばけの置物
低:小さなかぼちゃ

テーマ「クリスマス」

高:キャンドルスタンド
中:赤&緑のフラワーアレンジメント
低:サンタの置物

だれかのお家に招かれたとき、玄関を入ってすぐにこんなディスプレイコーナーがあったら、うれしくなりませんか?おもてなしの気づかいを感じますよね。

家にあるモノでぜひ三角になるように飾ってみましょう。

※この連載は『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(サンクチュアリ出版)からの転載です。

次回予告

モノがたくさんあってどれを組み合わせたらいいのかわからない…という方におすすめの方法とは?

次回は2021年6月21日(月)公開予定です。

お楽しみに!

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今あるもので「あか抜けた」部屋になる。

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。書籍カバー

できるだけ部屋をきれいにしたいけれど、遊び盛りの子供がいるとそうもいかない…そんな悩みを解決するのにぴったりな一冊です。

真似するだけで勝手に部屋があか抜ける、黄金ルールが詰まっていますよ。ぜひお手にとってみてくださいね。


荒井詩万

荒井詩万

著者

住宅やマンションのコーディネート・リノベーションを数多く手掛ける。住まう人に寄り添う心地よい空間づくりが人気。町田ひろ子アカデミー講師・大妻女子短期大学非常勤講師、企業とのコラボ空間プロデュース、TV・ラジオ出演、雑誌の企画監修などインテリアに関する様々な仕事をしております。 Instagram(@shimaarai),ブログはこちら