精神科医、水島広子さんによる、女子の人間関係をうまく渡り歩く方法を紹介する連載の第6回です。
今回は、ママ友からの仲間はずれについて悩んでいるBさんのお話。
どのようにママ友と関わっていけばよいのか、ご紹介します。
↓第1回はこちら
↓前回はこちら
【第6回】公的な領域と私的な領域
ママ友で仲間はずれに
ママ同士の中のリーダー的存在Cさんは、ランチやお茶を企画してくれ声をかけてくれる。たいていは10人くらいで集まるのだが、最近、その中でもとくに仲がよい6人で集まっていることが判明。私はノリのよい方ではないし、大勢の集まりでは相づちを打つばかりだから、その中には入れないのだろうと推測するが、外されるのは悲しい。落ち込む。
Bさん
自分に合った人がいる領域で友達を作ろう
これは、ママ友は「社会的な仕事」と割り切ることで、簡単に解決する話です。この状況を「女」の目で見てしまうと、「自分は選ばれなかった」と傷ついてしまいます。
しかし、10人くらいのママ友の集まりは公的な「社会的な仕事」。そして、特に仲がよく集まっている6人は私的な「友達」なのでしょう。
自分が外されたわけではなく、たまたまその6人の気が合うのでしょう。
元々自分のノリがよくないなどのコンプレックスがあると、「自分は選ばれなかった」と「女」の傷が直撃されてしまいますが、ママ友の中にそんなに親しい人ができないのは決して珍しくないこと。
「外された」と、悲しんだり落ち込んだりする必要はないのです。
10人の集まりの方で情報収集など「社会的な仕事」をきちんとしたら、あとは自分に合った人がいる領域で友達を作っていけばよいでしょう。
● ママ友は「社会的な仕事」と割り切る
● 自分に合った人がいる領域で友達を作る
<つづく>
※この連載は『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)からの転載です。
次回予告
次回のお悩みは、「義母と子育て法がちがう」というCさんのケース。
どのように義母と関わっていけばよいのかご紹介します。
2021年10月9日(土)公開予定。
お楽しみに!
読者の声を募集中!
現在、「女子の人間関係」の感想やコメントを募集しています。
どんな些細なことでもかまいませんので、ぜひご記入ください。
早く続きが読みたい方へ
次回まで待てない!早く続きが読みたい!という人は、ぜひこの本をお読みください。
女子の人間関係
女子の人間関係ってめんどくさい!なぜ、あの“女”はあなたの感情を乱すのか?対人関係のイライラは、医学的に見れば99%解消できます。
比べたがる“女”、敵・味方を分けたがる“女”、自分と他人の区別がつかない“女”、群れたがる“女”、恋愛で変わってしまう“女”、そして自分のなかの“女”……
そんな“女”たちとどう付き合ってゆけばいいのか、わかりやすく解説します。
水島広子
著者