こんにちは。編集部の佐久間です。
赤ちゃんの活動量が増えてくると外遊びの機会が増えるので、月齢の近い赤ちゃんやそのママと交流することも増えてきますよね。
私はその頃、初めて児童館に行く機会があり、そこからママ友の輪が広がり、息子も友達がたくさんできました。今回は、そんな私たち親子の児童館デビューの体験やおすすめの児童館活用術をご紹介します。
児童館デビューのきっかけは?
息子が生後10ヶ月のとき、初めて児童館に行きました。場所は家から歩いて15分くらい、最寄り駅の近くでした。
きっかけは、数日違いで同じ産院にて出産したママ友と久々に会ったときに「最近、児童館に行き始めて…」という話を聞いたことから。
ご近所さんだったので、「今度行くときがあったらご一緒させて」とお願いして、さっそく数週間後に連れていってもらうことに。
実際に児童館に行ってみて…
その児童館は、近隣学校との統合によって使われなくなった中学校の校舎を改装した建物の2階にありました。同じ建物内には、障がい者支援施設や学童クラブなども入っています。
入り口に用紙が置いてあり、子供と親の名前を書いてから入館します。その日は乳幼児のみを対象に「わいわいルーム」と呼ばれる部屋を開放している日で、来ていたのは0~2歳児とそのママがほとんど。
ロビーを通って、わいわいルームへ。小さい子向けのボールプールや乗り物といった遊具が用意されていました。当時、息子はまだ歩けなかったので、座って遊べるボールプールが気に入った様子。
ブロックやおままごとなども借りることができ、そのおもちゃで遊んでいる子もいました。
12時になると職員が来て、奥のエリアに低いテーブルをセッティングしてくれました。12~13時はランチを持ち込んでそこで食べてもいいとのこと。その日は昼食を持っていってなかったので12時過ぎに帰宅しました。
一般的に児童館ってこんなところ
私たち親子が行った児童館は前述のようなところでしたが、地域や各館によって違いや特色があります。
それでも、多くの児童館に共通することは…
- 0歳児から高校生まで利用できる(妊婦さん向けのプログラムがあるところも)
- 朝から18~20時頃まで開館している
- (毎週ではないが)土日も開館するときも
- 専門職員が常駐している
- 地域に開放された季節イベントが行われる
児童館の乳幼児クラブに登録!
児童館のオープンな雰囲気と安心して遊ばせられることに魅力を感じた私は、わいわいルームが開放されている日に足を運ぶようになりました。
そんな中、新年度の5月から乳幼児クラブという活動が始まるという情報を聞きます。0、1、2歳児とそれぞれ学年で分け、週1回集まって親子で活動する登録制のクラブで、3月で1歳になっていた息子は1歳児クラスに該当。
同じ学年の子供たちと定期的に交流できることは息子にもプラスになると思い、さっそく申し込みました。
乳幼児クラブではこんなことをしました
5月になり、乳幼児クラブがスタート。毎週木曜日、時間は10:00から11:30頃まで。プレイルームを貸切にして活動します。
20組ほどの親子が来ていました。児童館を紹介してくれたママは4月から職場復帰していたため、最初は知り合いが誰もいなくてちょっと緊張。でも、何人かのママと話すうちに慣れてきて、息子も周りの子に刺激を受けてとても楽しそう。
初日は今後一緒に活動していくグループ決めや自己紹介、簡単な手遊び歌をしました。
その後、1年間を通してやった主な活動は…
- 季節のイベントにあわせた製作(もちろん作るのはママ)
- かけっこやボール遊び
- 年に数回、校庭や近くの公園で体を動かす遊び
- 誕生月のお祝い
- 手遊び歌や体操、ダンス
- 紙芝居の読み聞かせ
児童館の職員であるやさしいお姉さん2人がこういった活動内容を決めて、1年間クラスをリードしてくれました。
また、年に2回ほどグループの当番がまわってきて、ママたちが遊具の準備や片付けをしたり、事前に企画した製作や遊びを進行したりする日も。
初めのうちは活動が終わるとすぐに帰っていましたが、途中からはお弁当を持参して、仲良しのママ・子供たちも一緒に食べて、そのまま午後も遊ぶように。
1年間通って親子で楽しむことができたので、翌年も2歳児クラスに登録して通いました。
児童館に行って良かったこと
児童館に行くようになって、そして定期的に乳幼児クラブに通って、こんなに良いことがありました。
友達ができた
ママ友が増えました。息子は友達がたくさんできました。乳幼児クラブの活動後に一緒にお出かけをしたり、それ以外の日に会ってランチしたり、パパも登場して家族ぐるみで遊んだり。
幼稚園や保育園に入ってから遊ぶ機会は減ってしまったけど、子供たちが5歳を過ぎた今でも定期的に会っています。
集団生活の練習になった
息子は3月生まれなので、乳幼児クラブに通い始めた頃は4月生まれの子などと比べると、できることにずいぶん差がありました。でも、一緒に活動していくなかで大きく成長し、途中からは他の子とほとんど差がなくなりました。
幼稚園や小学校と進むにつれて学年で区切られるようになるので、早いうちから同学年の子と触れ合うことができ、集団生活の準備ができたことはよかったです。
タイムリーな育児情報が入る
同じ学年の子供を持つママたちが集まるので、そのときそのときの子育てに関する旬な情報が入ってきました。
特に、2歳児クラスになってからは、「幼稚園はどこにするか」「トイレトレーニングはどれくらい進んでいるか」といった情報を交換し、ときには悩みを打ち明けることもできて心強かったです。
児童館のおすすめ活用術は?
我が家は乳幼児クラブに登録して2年間通いましたが、そういったクラブやサークルに登録しなくても、オープンルームで遊んだり、地域と連携したイベントに参加したりとスポットで利用できることも児童館の魅力だと思います。児童館がある場所を知っておくだけで、こんなときにも活用できますよ。
おむつ替え・授乳の場所として
近所をお出かけ中に急におむつ替えや授乳をしなくてはいけなくなったとき、近くに児童館があれば安心。おむつ交換台も授乳スペースが完備されているところがほとんどなので、受付で職員に声をかけて使わせてもらいましょう。
ランチを持参して
赤ちゃん連れでレストランやカフェに行くと、途中でぐずったり授乳が必要になったりして落ち着けないもの。でも、毎日のように家でランチをすると飽きてしまう。そんなとき、食事を持ち込める時間帯や場所を設けている児童館に行ってランチをすると、気分転換になりますよ。
私は、電車で遠出する前にお弁当を持って児童館に寄り、食べた後に息子を少し遊ばせてから電車に乗るなんてこともありました。遊び疲れて電車で寝てくれるので、ちょうどよかったです。
いくつかの児童館を利用するのもおすすめ
自宅から通える距離に児童館がいくつかあるときは、それぞれ行ってみて、曜日ごとのプログラムや登録制クラブの内容にあわせて兼用するのもおすすめです。
私も、今回ご紹介した児童館をメインに利用しながら、そこから少し離れた場所にある児童館にもときどき行っていました。
また、友人宅に行ったときや旅行先で、その地域の児童館を利用させてもらったこともあります。おむつ替えをしたり、息子はおもちゃで遊んだり、とても助かりました。
児童館は子育て中のママの強い味方!
息子が3歳で保育園に通い始めてからは児童館に行くことはほぼなくなってしまいましたが、それでも休日に近くを通ったときなどに、ふと立ち寄ることがあります。ロビーにはたくさんの絵本とママ向け雑誌などがあるので、図書館のように利用することも。
初めて児童館に行ったときは、まさかこんなに長くお世話になると思っていませんでした。2歳の誕生日の記念に職員の方からもらったバースデーカードは、今も大切な思い出。
児童館デビューしてみたいなと考えているママは、まずは地域の児童館情報を調べて、0歳児向けや1歳児向けのイベントが行われている日に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見や出会い、楽しみがあるはずですよ。