一生懸命寝かしつけて、やっと寝たと思ったら数時間後に夜泣き…。毎日続く夜泣きに、「こっちが泣きたい!」と思うこともありますよね。
今回はそんなママに向けて、夜泣きの原因や対策、先輩ママが実際に行って効果があった夜泣き対処法をご紹介します。
夜泣きの原因は?
赤ちゃんの夜泣きの原因は、実はまだはっきりと解明されていません。不安感や興奮、睡眠サイクルの乱れ、ストレス…様々な要因が引き起こすと考えられています。
夜泣きが始まる時期も人それぞれで、生後3ヶ月頃から始まる子もいれば、1歳になって突然夜泣きを始める子、2歳になっても悩ませ続ける子もいます。一般的には、生後8ヶ月頃に夜泣きに悩まされるママが多いようです。
夜泣きの対策は?
前述のとおり、夜泣きには個人差があります。毎晩激しく夜泣きをするという子もいれば、全然夜泣きしないという子も。
そのため、「夜泣きの対策はこれ!」と一概には言えませんが、原因を探ったうえで、それにあった対策をすると泣き止むこともあります。
ここでは、代表的な夜泣き対策を2つご紹介します。
生活リズムを整える
生活リズムが整っていないことが原因で夜泣きをする赤ちゃんは、1日の過ごし方を改善することで、夜にしっかり寝るようになることも。
朝はちゃんと起きて着替えさせ、太陽の光を浴びる。適度に遊んだら、夜はお風呂で温まり、服を着替えて暗い部屋で寝かせる。
当たり前のようにも感じますが、実は大切なことなのです。
寝かしつけの習慣を見直す
「抱っこから布団の上におろした途端に目を覚ましてしまう」、いわゆる背中スイッチで困っているママも多いですよね。
対処法としては、思い切って最初から布団に寝かせて、トントンと背中をたたいたり、子守唄を歌ったりしながら寝かせてみましょう。抱っこ以外でも赤ちゃんが安心できる環境を作ることがポイントです。
はじめのうちは泣いたりぐずったりして時間がかかるかもしれませんが、数日間もすると少しずつ慣れてきますよ。
先輩ママが試した夜泣きに対策は?
次からは、先輩ママたちのアンケート結果をもとに、多くのママが「効いた!」と答えてくれた方法を7個ピックアップします。
全ての対策が赤ちゃんみんなに効くわけではないのですが、どれかひとつくらいは効果のあるものがみつかるかもしれません。
ママたちからのコメントも掲載しているので、いま夜泣きに悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、先輩ママおすすめの夜泣き対策を見ていきましょう!
夜泣き対策① 添い乳
もっとも多くのママが夜泣き対策としてあげたのが、やはり添い乳。効果抜群の対策であることは、多くのママが実感していますよね。
夜泣きにはやはり、授乳するに限ります。寝た体制のままおっぱいを飲み、そのまま寝てくれます。
うちの子は即寝することがほとんどです。(はるる)
うちの子にとって、おっぱいに勝るものなし!私も子供もそのまま眠れます。(ありす)
しかし添い乳は、いつまでもできるものではありません。いつかは、断乳や卒乳をする必要があります。
「断乳・卒乳したらどうしたら良いんだろう」と不安に思うかもしれませんね。
そんなママたちに、明るいニュースです!今回のアンケートで、添い乳の次に多くのママが「効いた!」と教えてくれた対策は、実は「断乳」なんです。
夜泣き対策② 断乳
添い乳で毎日寝かしつけているママは「そんなことあるの?」と思うかもしれませんが、多くのママが、「断乳することでぐっすり眠ってくれるようになった」と回答してくれました。
もう離乳食で栄養が十分取れているようであれば、夜間だけでも、思い切って断乳に踏み切ってみるのもありかもしれません。
添い乳をしている場合は、夜間断乳を試してみると良いと思います。夜泣きがなくなり、朝までまとめて寝てくれるようになりました。
ちなみに同じ月齢のママ友5人全員、夜間断乳で夜泣きを乗り越えましたよ。おすすめです!(ぽぽ)
添い乳をしていたせいで夜泣きがあったようで、断乳したら夜泣きも終わりました。
朝までぐっすり眠ってくれるようになり、お腹が減っているのか、 朝ごはんも以前よりしっかり食べています。(どんぐり)
うちの場合は、卒乳とともに夜泣きもマシになっていきました。
ミルクに替えるといいとも聞きます(うちの子はミルクを受け付けずだめでしたが…)。本当に人それぞれだなと思います。(ゆーがママ)
ただし、断乳には時間が必要なのもたしか。数日〜数週間は夜泣きがひどくなるという覚悟をしておいたほうが良いかもしれません。
夜だけ断乳をしました。 初日は2時間泣き続けていましたが、2日目、3日目となるにつれ泣く時間が減っていき、起きなくなりました。
お互いしっかり眠れて、次の日を気持ちよく迎えられています。(はづママ)
断乳したあとは、添い乳ではなく「添い寝する」というスタンスに切り替えるのもおすすめです。赤ちゃんが安心してくれるという声が多数寄せられていますよ。
一緒の布団に入って寝ると、安心するのか添い乳なしでも寝てくれます。
夜中に起きた後の寝つきもよくなり、ゆっくり寝られるようになったのか、起床時間も5時半から6時に変わりました。(ポポ)
ときどきこちらを見て服をぎゅっと握ってくるので、側にいてほしいのだと受け取り、添い寝をしています。抱っこで寝かしつけるのではなく、添い寝をすることで、安心して眠ってくれるようになりました。
横で寝ていてたまにぎゅっと握ってくる姿は、とても愛おしいです。(タオルケット)
夜泣き対策③ 音楽を流す
赤ちゃんにも個性があるので、夜泣きに効果的な対策は赤ちゃんによって異なります。添い乳しても断乳してもダメという人は、ぜひ諦めず、ここから先の対策を試してみてくださいね。
まずは、「音楽を流す」という方法。
赤ちゃんやママが良く聴いている曲や、赤ちゃんが気に入っている曲を流すと、ご機嫌になって泣き止んでくれるという家庭が多いようです。
私自身が音楽好きで、妊娠中から好きな歌手の曲を流していることが多かったからか、夜泣きがおさまらないときにその歌手の曲を流すと効果的です。
ハッと目が覚めて夜泣きがおさまるか、そのまままた寝入ります。(すもも)
好きな音楽をかけてあげるようにしています。
すると音楽に集中してくれて、夜泣きがおさまります。(キャサリン)
また、「一般的に泣き止みやすい」とされている音楽も効果的。アンケートでは、意外な曲名も飛び出しました。
赤ちゃんが泣き止むと言われている「ふかふかかふかの歌」をかけます。
泣いていたのに突然我に返って寝るときがあり、不思議…。(なが)
反町隆史さんの『poison』を聞かせると、泣きがおさまります。おすすめです。(はる)
赤ちゃんにとっても今の時代は、言いたいことも言えない世の中なのでしょうか…。不思議ですが、『poison』の泣き止ませ効果は、多くのママが実感しているようです。
夜泣き対策④ 思い切って一度起こす
赤ちゃんが夜泣きをすると、すぐにまた寝かせなければ…と寝かしつけに必死になるママもいるかと思いますが、多くのママが「思い切って一回起こしてしまうのもアリ!」と答えてくれました。
寝かしつけなきゃ…と思いつめすぎるとママ自身も苦しくなるので、もう無理だと思ったら、思い切って起こしてしまうのも夜泣き対策のひとつですよ。
夜泣きがひどいときは、寝室の電気をつけて一度目を覚まさせ、気分を変えるようにしています。
「あれ?」という感じで泣き止んで、また寝てくれますよ。(みなみ)
どうにもならないときは、部屋を明るくし、録画している大好きなテレビ番組を観せて、一度しっかり目を覚まさせます。
そのうち自然と眠くなるので、そのときを待って寝かせています。(まよん)
この対策に関しては、電気をつけるだけというママと、電気をつけたあと、テレビを見せたり遊ばせたりするというママがいました。
自分の子はどちらが好きなのか見極めるために、まずは電気をつけるだけにしてみて、それでもダメそうであればテレビや遊びを取り入れてみても良いかもしれませんね。
夜泣き対策は他にもこんなものが!
ここからは、回答数は少なかったけど効きそうな対策をいくつかご紹介します。
繰り返しになりますが、赤ちゃんが何で泣き止むかは個人差があるものです。少数派の対策も、試してみる価値はありますよ!
夜泣き対策⑤ おしゃぶりを使う
夜泣き対策としておしゃぶりを与えると、赤ちゃんも安心して寝てくれるという声が多数ありました。
おしゃぶりを与えると安心してくれるので、対策として使っています。使い始めてから、あまり夜泣きで起きなくなりました。
タマ
夜泣きのときはおしゃぶりを与えます。1人で寝てくれるようになりました。
もこ
夜泣き対策⑥ 外出する
夜泣き対策として、外出して環境を変えると泣き止む赤ちゃんも多いようです。ただし、夜遅くの外出は危険も伴うので、明るい場所だけにしたり、車を使ったりするようにしてくださいね。
近くを散歩して外の空気を感じてもらうと、気分転換になるのかケロッとすることが多いです。夜中に2人で散歩をしていると、不思議と自分の気分も落ち着きます。
かおかお
うちの子には、深夜のドライブが夜泣き対策として効果的です。車に乗せるとすぐ寝るようになりました。
めぐ
夜泣き対策⑦ マッサージする
赤ちゃんをマッサージしてあげると夜泣きがおさまるという対策もありました。
腕と足をもみもみしてあげたら泣き止みます。
マッサージが気持ちいいのか、ママに触れてもらっているのがいいのかは分からないけど、すぐ泣き止んで寝てくれます。
ままちゃん
ままちゃんさんが言うように、ママに触れられて安心するのも、マッサージが夜泣きに効く原因のひとつと言えそうです。
マッサージをしたいという人は、下記の記事をぜひ参考に。夜泣きにおすすめのツボを紹介しています。
夜泣き対策には個人差も…。
多くのママが悩んでいます
今回のアンケートでは、ママたちに「夜泣き対策」を教えてもらったのですが、実は一番多かった回答は「そんなのこっちが知りたい!」というもの。
夜泣き対策がわからないというママたちが、すごくたくさんいました。
対策はなく、ひたすら毎日を乗り切るしかない状況です。夜泣きはいつか終わるとよく言いますが、そうは言っても今が辛いですよね。(はこ)
夜泣きに効く対策は今のところありません…。いつか終わりが来るとは分かっているものの、今は本当に辛い。
育児で1番辛い時期と思って乗り越えます。(けにーぴざ)
もう、耐えるしかありません。そのぶん、日中ダラダラできるときは何もしないでダラダラしようと割り切っています!(あるちゃ)
夜泣きに効果がある対策は赤ちゃんによって違いますし、もしかしたらとの対策を試してもダメかもしれません。今回紹介した対策も、赤ちゃんによっては効果がない可能性もあります。
ただ、夜泣きでつらい夜や、何をしてもダメな夜は、多くのママが同じ状況にいるということをぜひ思い出してみてください。決してひとりぼっちではありませんよ。
夜泣きに効く対策を見つけたら、ぜひ編集部にも教えてくださいね。
※アンケート概要
実施期間:2018年12月12日~2018年12月13日
調査対象:子育てアプリ「ninaru baby」を使用しているママ
有効回答数:277件
収集方法:Webアンケート