PICKUP育児エッセイ

働くママになった私へ、未来の私から贈る手紙|PICKUP育児エッセイ#19

保育園に子どもを預け、職場復帰をすることに決めたママは不安をたくさん抱えていると思います。

子どもは保育園でうまくやれるだろうか、仕事はうまくいくだろうか…。

このエッセイは、そんなママたちに贈る、未来の自分からのお手紙です。

保育園に子どもを預けることに決めた私へ

手紙

春からいよいよ仕事復帰ですね。

産まれてからこれまで、時には大変なこともあったけど、とっても幸せな時間でした。

いつもぴったり一緒で、たっぷりと愛情を注いできましたね。

まだまだ甘えたい年頃で、私もその一瞬一瞬を見逃したくないのが本音。


寂しい、やっぱり離れたくない、小さいうちはずっと一緒にいたい。


そんな葛藤を繰り返しながら、色んな事情があって保育園に通うことを決めたよね。


これから始まる保育園生活の中で、私たち家族だけでなく、たくさんの人達が私たちの子どもを愛してくれるよ。

私と2人っきりじゃ見せられなかった世界を、先生やお友達が教えてくれるんだ。


職場復帰、不安だよね。でも大丈夫

働くママ

久しぶりの職場復帰。仕事覚えてるかな。

変わった事もあるだろうし、私のことを知らない人もいるはずだし、不安だよね。


でも全然大丈夫。


復帰した日は「みんな待ってたよ」って迎えてくれた。はじめましての人ともすぐに打ち解けられた。

仕事の勘もすぐに戻ってこれまで通り働けてる。

新しいこと、わからないことは素直に聞けばいいし、なにより大人と大人の会話ができることが、こんなに嬉しいことだなんて気づかなかった。

ちゃんと仕事はできるから心配しないで。


保育園生活も、心配いらないよ

保育園であそぶ

保育園で子どもに大きな怪我がないか心配。

子どもがもし怪我をしたらどうしようって心配するのは当たり前。

子どもたちは元気いっぱいで好奇心旺盛。

転ぶ程度の怪我をすることは日常茶飯事だけど、大きな事故はなかった。保育士さんたちプロを信じて。

あと、我が子が(もちろんワザとじゃないにしても)お友達に怪我をさせてしまった時は、親はとっても心が痛むことも経験した。


子どもはやっぱりさみしいんじゃないかな。

預ける時に泣くのを見るのはつらい。

保育園が始まってしばらくは預けるときに泣くはず。あまりにも泣くから後ろ髪を引かれる気持ちにもなる。

でもそれは初めだけだから安心して。


保育園に慣れてきたら毎日楽しく通ってくれるよ。


家では作れないような、栄養バランスとアイディアたっぷりの美味しい給食には本当に感謝している。

知らなかった遊びやお歌もいっぱい教えてもらえる。

お友達もできるし、ママやパパ以外にもたくさんの大人からの愛情を受けて育つことができるよ。


大変な時は、いろいろ頼っていいんだよ

桜

仕事と家事が両立できるのか心配。


まず、毎日完璧にこなさなくても大丈夫。


帰りが遅くなって初めて親子丼をテイクアウトした日。

なんか泣けてきたこともあったけど、いま思えばよくがんばってたんだと思う。

お掃除ロボット、食洗機、洗濯乾燥機、宅配はもちろん使ってね。

ごはんだけは頑張って良いものを作るって決めてたけど、2人目以降は簡単に作れるよう下ごしらえ済みの食材キットに頼ってます。

無理せず、にこにこしてられるママでいられるように、手を抜くことも覚えたよ。

職場に入った途端に仕事モードに変わる自分も、家に帰った途端ママモードに変わる自分も本当すごいし、かっこいい!


とにかく、日々試行錯誤しながらも働くママをやっています。

もちろん、ずっと同じペースである必要もないと思うし、仕事より優先させることができたときは辞めるのも良いと思う。

だけど、悩んでいるならとりあえずやってみて。

保育園にこんなに助けられるなんて(2人目ができてからは特に‼︎)想像もしてなかった。

仕事があって社会と繋がれてることはとっても幸せなことって気づいた。


\ママお仕事楽しんできてね。/

\今日も保育園でいっぱい遊んできてね。/

毎朝のいってきますの挨拶はこれ。


入園おめでとう。


6年後の私より。




あと、パパにも優しくね。


記事提供:しろくま

しろくま

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作者


小1と年少の二児の母。Twitterで、育児に関するあれこれを呟いています。


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