女優として数々の舞台やドラマで活躍する水野美紀さんは、2歳のお子さんを育てるママでもあります。
出産から育児中の生活をまとめたエッセイ『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』では、育児で悩んだこと、苦しんだこと、楽しんだことなど、一人のママとしての水野美紀さんのリアルな姿が描かれています。
その中で、ninaru babyを「神アプリ」としてご紹介いただきました。そんなご縁から、今回水野美紀さんからお話を伺うことができました。
読むだけでなんだか元気が出てくる水野美紀さんのインタビュー、ぜひお楽しみください。
とにかく不安だった、初めての育児
ー 水野さん、ninaru babyを使ってくださっているとのこと、ありがとうございます!
こちらこそありがとうございます! 監視されているのかと思うくらい、そのときにぴったりのアドバイスが届くので、毎日読んでいます。
子供が生まれてから、とにかく初めてのことばかりで不安しかありませんでした。
だって目の前にいるのが「何かあったらすぐに死ぬんでしょ!?」っていうくらい小さくて頼りない存在なんですもん!
この存在をどうやって守っていこうか、その責任感とプレッシャーでいっぱいでした。
急に発疹がでたり、離乳食が始まるとうんちが出なくなったり…これまで経験したことがない、本当にいろいろなことが起こるじゃないですか。
その度にninaru babyで検索したりして、安心していました。
ー やっぱり育児の大変さや不安な気持ちはみんな同じですよね。
本当に!子供が生まれてから、世の中のお母さんはこんなに大変なことをしてたのかって、びっくりしました。
時間の余裕も全然なくなってしまって。子供が生まれてから、私のスキンケアは2日に1回化粧水を塗るだけです。あ、意外と2日に1回でも大丈夫なんだ…と思いました。
自分のために手の込んだ料理なんか作る気力が残ってません。肌の手入れ?2日に1回化粧水塗ります。
ー『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』より
洋服を選んだり探したりする時間を作るのもムリなので、服もかなり減らしました。今は、季節ごとにパンツ2種類、Tシャツ3枚、仕事用のちゃんとした服を数セット…くらいしか持っていません。
ー 水野さんは飾らずに表現されるので、こちらも元気が出ます。今回発売されたエッセイも包み隠さずに書かれていて、思わず笑ってしまうページや、共感でジーンとくるページもありました。
ありがとうございます。あんまり誰の手も借りずひとりで育児を頑張っていて、追い込まれているお母さんたちにとって、少しだけでもお役に立てればいいなと思いながら書きました。
だから、ninaru babyのように、私が育児中に愛用したグッズやアイテムも紹介することにしたんです。
ー「役に立てたら」と思ったのは、自分が育児でつらい時期を経験したからですか?
そうですね。子供を生んでから毎日育児に追われる日々を経て、「お母さんたちの力になりたい」という気持ちがどんどん強くなったんです。
同じ保育園のお母さんたちと接することで、「大変なのは自分だけじゃないんだ」というのも身に染みて。
今は全国のお母さんたち、みんなで一緒にがんばろうよ!!と思っています。
イラッとしない秘訣は「分担」
ー水野さんが一緒に頑張ってくれると思うと、すごく心強いです。
今そういう風に言えるのも、いろんなことを経験して落ち着いてきたから。もちろん最初の1年は私もいっぱいいっぱいでした。
出典: 水野美紀公式インスタグラム(@mikimizuno_official) ( www.instagram.com )
子供ももう2歳半になりましたからね。まぁ、最近はイヤイヤ期で困っているんですが…。いろいろ自分でやりたがります。
特にご飯のとき、スプーンで食べるのを嫌がって手で食べるんですよね…。
ーその光景が目に浮かびます…。育児中にイラッとしちゃうこともありますか?
実はそうでもなくて。
わが家は育児を分担できているので、そんなにつらくなることはないんです。
育児の分担はとことんやらないとやっていけないなと思って、すぐに子供を預けられるように、出産を機に実家の近くに引っ越したんです。
昼は保育園にお任せしているし、夜は旦那や母に任せることもあります。
ー読者のママのなかには「子供を預けるのに罪悪感を感じる」という方もいるようです。
私も最初はありました!罪悪感!
「寂しい思いをさせているんじゃないかなぁ」って不安で。
だけど、保育園にはたくさんの友達がいるし、実家にはじーちゃんばーちゃんや従兄弟がいるし。子供は毎日ワイワイすごせて結果的にすごく楽しそうなんですよね。
その様子を見ていると、小さい頃からいろんな人と接することも大切なんじゃないかと思うようになりました。
ー「旦那さんもかなり育児に協力的」と書かれていますね。
そうなんです、うちの旦那は何も言わなくても全部やってくれるタイプだから助かっていますね。
私はとにかく「すごいね!」「ありがとう!」と褒めたり、感謝を伝えたりするようにしています。
旦那を褒めることはママ側のテクニックとして重要かもしれません。それでどんどん旦那さんが育児や家事に積極的になってくれたら、お互い幸せですよね。
▲エッセイの挿絵は、水野さんの旦那さんである唐橋充さんのイラストです。
ー素敵な関係性ですね!
もちろん、喧嘩して口をきかないこともありますけどね。1ヶ月に1〜2回くらい爆発して、最後はお互い「ばーかばーか」とか言い合ったりしています(笑)。
だけどそこでモヤモヤを全部伝えることで1回リセットされて、また家族として生活していくことができます。
そんな風に、旦那をはじめ周りの人たちに頼っていくことで、育児のストレスは仕事で、仕事のストレスは育児で発散できています。すごくいいサイクルですね。
母親が1人ですべて背負い込まないように
ーお子さんと離れる時間を設けることで、また余裕を持って子育てに取り組めるということなんですね。
そうですね。専業主婦の方は本当にすごいなと思います。ずっと子供と向き合うって、本当に大変なことだと思うので。
ー本の中でも「専業主婦のほうが大変だと断言する」と書かれていますね。
「子どもを抱えながら仕事して大変だね」と、よく言っていただくが、私は断言したい。専業主婦の方が絶対に大変だ。どんなに可愛い我が子でも、1人で不安を抱えながら、毎日睡眠不足で逃げ場もなく向き合っていたら(中略)可愛いものも可愛いと思える余裕すらなくなる。
ー『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』より
もちろん働きながら育児をするお母さんも大変だとは思います。
でも専業主婦のお母さんは息を抜く暇がないですよね。ずっと子供のペースに合わせて動くのって、本当に疲れると思います。
私も、子供と1日中3食向き合っていたら、イラッとしてしまうと思います。
できるだけひとりで抱え込まず、上手に息抜きしてほしいなと思います。
ー最後に、頑張っている読者のお母さんたちに、一言いただけませんか?
私はものすごく周りの人に頼って子育てしています。
専業主婦の方も、働きながら育児をされている方も、みんなで一緒に頑張りましょう。応援しています!
母が子を育てるのは確かに当たり前かもしれない。でも、母親が1人ですべて背負い込むのは当たり前じゃない。ー『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』より
本文中に登場した
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『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』
水野美紀さんから、ninarubaby読者にプレゼント!
水野美紀さんから、ninaru baby読者のママのために、出産から育児中の生活をまとめたエッセイ『水野美紀の子育て奮闘記 余力ゼロで生きてます。』のサイン本を2冊いただきました!
応募は締め切らせていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました!