抱っこ紐の選び方をママ・パパ100人に大調査!後悔ポイントは?

赤ちゃんがいる家庭に欠かせないアイテムといえば、抱っこ紐。抱っこ紐は子供の成長に合わせて長く使うもの。安い買い物では無いので、できれば失敗は避けたいですよね。

先輩ママ・パパは抱っこ紐を購入するときにどんなポイントを見たのか、抱っこ紐の選び方をご紹介します!

抱っこ紐の選び方がわからない…

抱っこ紐

抱っこ紐、どんな基準で選んでいますか?

「知っているブランドのもの」「友人が使っているもの」「使い勝手が良いもの」選び方は人それぞれ違うとは思いますが、各メーカーから多くの商品が販売されていて、「何を購入すればいいかわからない!」という人も多いのではないでしょうか。

そこでninaru babyでは、先輩ママ・パパ100人を対象に、抱っこ紐の選び方についてアンケート(※)を実施しました。

ここからはアンケートの結果に基づいて、抱っこ紐の選び方として重視したポイント、実際に使って満足しているポイント、選び方で後悔したポイントをそれぞれご紹介します!

抱っこ紐を選ぶ際の、参考にしてくださいね。

抱っこ紐の選び方で重視したポイントは?

先輩ママ・パパが抱っこ紐の選び方として重視したポイントは、下記のような結果になりました。

抱っこ紐 体験談

抱っこ紐の選び方でもっとも重視されているのは、「ママの肩や腰への負担の少なさ」でした。

抱っこ紐は毎日使うもの。さらに、子供が3〜4歳になるまで使う家庭もあります。想像できないかもしれませんが、その頃の子供の体重は、15kg超えるものに…。ママとパパへの負担の少なさは、しっかり検討しておきたい選び方ポイントと言えそうですね。

抱っこ紐の選び方のポイントとして次にランクインしたのが、いつから使えるかと、安全かどうか

最近の抱っこ紐は、新生児から使えるものと、首がすわってから使えるものが主流です。

ちなみに、抱っこ紐をいつから使っているかのアンケートを見ると、半数以上の人が新生児から使っていることがわかりました。

抱っこ紐 体験談

首がすわった頃から、または腰がすわった頃から抱っこ紐を使い始めたという人は、新生児のうちはスリングなどを使用していたようです。

抱っこ紐を選ぶ際は、いつから使うかどうかも考えておきたいポイントですね。

抱っこ紐の安全性については、日本が定める「SG基準」のほか、ヨーロッパが定める「EN基準」、アメリカが定める「ASTM基準」という安全基準をクリアしている商品であれば、ある程度保証されると考えることができます。

念のため、購入前に確認するようにしましょう。

抱っこ紐の選び方のその他の声は…

ランクインはしなかったものの、他にも下記のような抱っこ紐の選び方ポイントが上がりました。

・洗濯がしやすいかどうか
・パパでも使えるデザインかどうか
・コンパクトに収納できるかどうか
・対象年齢が幅広いかどうか
・子供の股がしっかりと開くかどうか

先輩ママ・パパの抱っこ紐の選び方、満足ポイントは?

ポイント

選び方を重視して抱っこ紐を購入したママ・パパたちは、実際に使ってみて、どんなところに満足しているのでしょうか?

赤ちゃんが安定する

購入した抱っこ紐に対してもっとも多く聞かれた満足ポイントが、「赤ちゃんが安定する」「作りがしっかりしている」という声です。

あこの母

あこの母

赤ちゃんをしっかり安定させられるので、買い物時など安心して両手が使えて便利です。(エルゴベビーオリジナル)

そうすけママ

そうすけママ

とにかくしっかりしていて、すごく安定しています。(エルゴベビー オリジナル)

かずきママ

かずきママ

ホールド感と軽さ、通気性がちょうどいいバランスです。うつむいたときに、子供が抜け落ちないようになっているところもポイント。(アップリカ コランハグ)

抱っこ紐での抱っこが心地良いと、赤ちゃんもごきげんになってくれそうですね。

肩や腰への負担が少ない

抱っこ紐の選び方として多くのママ・パパが気にしていた「肩や腰への負担の少なさ」は、気にしていた分、満足しているという声が多く聞かれましたよ。

そうママ

そうママ

肩部分にクッションが付いているので、紐が肩に食い込みません。腰にも腰当てが付いているので、支えられている感じがして楽です。(エルゴベビー アダプト)

aaruul

aaruul

腰パッドが大きいので、腰への負担が少ないです。(リルベビー)

さやママ

さやママ

9キロ超えの子を長時間抱っこしても、肩も腰も疲れません。(エルゴベビー アダプト)

子供が大きくなっても使うことを考えると、やはり体に負担がかからないのは大切な選び方ポイントのようですね。

軽い・コンパクトに畳める

抱っこ紐は持ち歩く機会が多いため、軽さやコンパクトさが嬉しいという声も。

なぁママ

なぁママ

ペットボトル1本分くらいの重さで、とてもコンパクトにたためます。歩き出して抱っこの機会が減ったけど、抱っこ紐がないと不安…というときに良いです。(モンベル ポケッタブル ベビーキャリア)

よしくんママ

よしくんママ

折りたたんでリュックに入れられ、かさばりません。ベビーカーメインで、抱っこ紐はサブ的な役割なので助かります。(タックマミー)

aoi

aoi

使わないときはウエストポーチのように小さくできて、便利です。(西松屋 ダッコール)

市販の抱っこ紐カバーなどを使えば、ほとんどの抱っこ紐がコンパクトに収納できます。あわせてチェックしてみても良さそうですね。

抱っこ紐には他にもこんな満足ポイントが…

購入した抱っこ紐に対して、下記のようなポイントにも満足しているという声が多数寄せられました。

・新生児から使える
・前向き抱っこができる
・布だからじゃぶじゃぶ洗える
・周りの人と被らないデザイン
・子供の足がきれいなM字になる
・メッシュ部分の通気性が良い
・スタイリッシュでパパも使いやすい
・丈夫で長持ちするので、お下がりで使える

もっと見ておけばよかった…抱っこ紐の選び方、後悔ポイントは?

いろいろ検討して抱っこ紐を購入したものの、「もっとこうだったら…」と後悔したポイントがあるママやパパもいるようです。

アンケートに寄せられた声を見ていきましょう。

抱っこ紐の通気性

まず目立ったのが、「抱っこ紐の通気性が悪い」「抱っこ紐をつけて赤ちゃんを抱っこすると暑い」という意見。

だいちママ

だいちママ

生地がしっかりしているはいいけど、そのぶん暑い。夏場は子供が暑すぎないか不安になりました。
(エルゴベビー オリジナル)

ともやママ

ともやママ

夏場は蒸れます。通気性の良いメッシュタイプのものを買えばよかったと後悔しています…。
(エルゴベビー オリジナル)

ゆうちゃんママ

ゆうちゃんママ

素材が涼しいものなら満点でした。
(ポグネー オルガ)

各社からメッシュタイプの抱っこ紐も販売されていますが、なかにはそれでも暑いという声も…。通気性を重視しつつ、暑さの部分は他で工夫することも大切そうです。

最近は抱っこ紐の暑さ対策グッズもたくさんあるので、そちらもあわせてチェックすると良いかもしれません。

抱っこ紐の着脱しにくさ

次に多かったのが、「着脱しにくい」「使い勝手が悪い」という意見です。

なほ

なほ

おんぶの体勢になるのが大変です。ちなみに、使い方が難しいらしく、旦那さんは使えません…。
(ミキハウス)

そうすけママ

そうすけママ

背中の留め具が、自分だと留めにくくて大変…。1人でももう少し装着しやすいといいかなと思います。
(エルゴベビー オリジナル)

なお

なお

旦那さんが使うときにベルトの長さを調節したら、次に自分が使うときに戻すのが大変です。
(エルゴベビー オリジナル)

抱っこ紐の着脱のしやすさは、購入時には3割ほどのママしか気にしていなかったポイント。使っていくうちに、意外と抱っこ紐の使い勝手が悪いと気がつくことも多いようです。

できるなら、抱っこ紐を選ぶときに試着してみると、ギャップが少なくて済むかもしれませんね。

ママの体への負担

最後にご紹介するのは、「抱っこ紐をつけて赤ちゃんを抱っこすると、ママの腰や肩に負担がかかる」という声。

なぁママ

なぁママ

肩と腰のクッション性があまりないので、長時間抱っこしていると痛くなってしまいます。
(モンベル ポケッタブル ベビーキャリア)

あこの母

あこの母

最初は大丈夫だったけど、子供が生後10ヶ月になった頃から肩が痛くなるようになりました。 肩への負担を軽減できるような構造にして欲しいです。
(エルゴベビー オリジナル)

りおママ

りおママ

抱っこしているうちに赤ちゃんの位置が下がってしまって、肩や腰に負担を感じます。
(アンジェレッテ)

抱っこ紐をしたときの肩・腰への負担は、満足しているという声も多かった一方で、もう少し負担を軽くしたいという声も多く聞かれました。

実際に赤ちゃんを抱っこしてみないと分かりにくい部分ではありますが、肩や腰をしっかりホールドしてくれるか、クッション性がしっかりしているかなどは、選ぶときに重点的にチェックしたほうが良さそうですね。

他にもこんなポイントが…

少数ではありましたが、下記のようなポイントで選んだ抱っこ紐を後悔したという声もありました。

・大きくてかさばる
・付属のポケットが小さくて何も入らない
・サイズ調整したら余った肩紐がジャマになる

抱っこ紐の選び方には、優先順位をつけよう

先輩ママ・パパの意見を参考にすると、抱っこ紐の選び方として気をつけたいのは、

  • ママの体への負担
  • 通気性
  • 使い始められる時期
  • 着脱のしやすさ
  • 安全性
  • 使い勝手の良さ

の6点ということになります。けっこういっぱいありますね…。

この全てを完璧に満たす抱っこ紐を見つけ出すのはなかなか至難の業なので、この選び方のなかで、優先順位をつけることをおすすめします

例えば、「腰を痛めているから、腰への負担だけは絶対にかからない抱っこ紐を選ぼう」「春生まれで、お出かけをしだす頃に暑くなるから、暑くないことが第一優先!」など。

そうすると、自ずと求める抱っこ紐が見つかりやすくなりますね。

どの抱っこ紐が使いやすいかは、人それぞれ。抱っこ紐を使うママ、パパ、そして赤ちゃんにとって、どんな条件の抱っこ紐がベストなのか考えて、選び方を考えてくださいね。自分たちにぴったりの抱っこ紐が、みつかりますように!

※アンケート概要
実施期間:2018年8月9日~8月10日
調査対象:抱っこ紐を使っているママ・パパ
有効回答数:100件
収集方法:Webアンケート


渡邊 渚

渡邊 渚

わたなべ なぎさ

2016年から「こそだてハック」「ninaru baby」の編集をしています。大学では医療人類学を学び、体と心の健康に興味があります。日課はシャンシャンのライブ配信を見ること。年間パスポートも買って、孫のように愛でています。
https://eversense.co.jp/member/nagisa-watanabe