外科女医ミューのよもやま日記

「あ」のはなし|外科女医ミューのよもやま日記#15


この連載は、外科医のミューさんが、出産・育児に感じた様々なことを書きつづった日記。
第15回は、子どもの言葉の話。まだ「あ!」「う!」しか言えないミューさんのお子さんですが、その一文字には、想像以上の意味が込められているのかもしれません。

たくさんの思いが、この一文字にこもっている

外科女医ミューのよもやま日記


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外科女医ミューのよもやま日記

うちの子は1歳くらいのときはまだ全然言葉とか出る雰囲気もなく、毎日「あ」「う!」と主張をしていました。

『1歳は一語文』などと覚えていると、そろそろ「ママ」「パパ」とか出る日が来るのかな、と少し意識をしてしまいます…。

そんなことを考えているときに思いついた漫画です。

人に何かを伝える言葉を意識して子どもをみていると、「あ」だけだけどいつの間にかちゃんと主張するようになったんだなとか、「あ」とか「う」だけだけどなにげに結構伝わるものだなあと気づきます。

そして、なにか主張しようとして逡巡しているようすが、「あ」の前にちゃんとあるんですよね。

そんな気付きのあとにお話していると、「あ」とか「う」のひとことが、今まで以上に愛おしく感じられました。

言葉が話せることも人としてとても大切なことだけど、まず何か伝えたいと思うことがあるのだということが素晴らしいなと思います。

そんな言葉にならない思いを今の時期にみているのだなと想像すると、「あ」のひとことが本当にかわいいなと思うのでした。


次回は2020年8月26日(水)更新予定です。

お楽しみに。


ミュー

ミュー

作者

30代消化器外科医。息子を出産後、一年間育休をとり復職しました。高齢者が好きで外科医になりましたが、出産後子供が愛しくなりました。うんちのことは専門だけど、子供のことはわからない。毎日手探りで育児をしています。漫画を描くのも大好きなので、仕事のことや育児のことをブログやツイッター(@myumyumoon)で描きます。