今さらすぎて人には聞けない「家事」のあれこれ…
掃除や洗濯って、どうやるのが正しいの?そんな疑問にお答えするコミックエッセイ「結婚一年生」をご紹介します。
↓第1回のお話はこちら
↓前回のお話はこちら
【第3回】お部屋や玄関のお掃除
クッションフロア・フローリング
髪の毛やホコリなど、毎日汚れがでます。できれば毎日掃除したいところですが、難しい場合は週に1回を目安に。
普段の掃除
ペーパーモップか掃除機で汚れを取ります。
いきなり掃除機をかけると排気でホコリなどが舞い上がってしまうので、余裕があれば固く絞った雑巾で水拭きしてから掃除機をかけましょう。
週に1回の掃除
皮脂汚れや食べこぼしはペーパーモップや掃除機では落ちないので、汚れをキレイに拭きます。
「住居洗剤」を含ませ固く絞った雑巾で拭きます。ダイニングテープルの下や、人がよく歩く場所を重点的に拭いたあと、から拭きをします。
水分が残っているとフローリングが黒ずんだり、反ってしまうので注意。
カーペット
カーペットは毛足に髪の毛やホコリがからまって、ダニの住処になりやすい場所。
掃除機を使ってハウスダストをしっかりと除去しましょう。
普段の掃除
丁寧に掃除機をかけます。次のポイントはしっかり守って。
●力を入れずゆっくりと往復する(目安は1mあたり20秒)
●毛を逆立てるように
●縦方向からと、横方向から、両方からかける
汚れが目立つとき
部屋の入口など、よく人が歩く場所は汚れやすいので、気づいたタイミングでお掃除。
「住居用洗剤」を含ませ固く絞った雑巾で、小さな円を描くようにして拭きます。仕上げにキレイなぬるま湯で絞った雑巾で拭き、よく乾燥させます。
たたみ
湿気を含みやすいためカビが生えやすい畳。可能ならば、天気が良い日に天日干しをしましょう。
普段の掃除
ペーパーモップか掃除機で汚れを取ります。畳の目に沿っておこないましょう。
天気の良い日に
畳は水気を嫌いますが、皮脂汚れはペーパーモップや掃除機では落ちないので、天気の良い日を見計らって、固く絞った雑巾で水拭きをします。
そのあと乾いた雑巾でしっかり水分を拭き取り乾燥させます。
玄関
外から入ってくる砂やホコリなど汚れがいっぱいのうえ、靴を置くため臭いもつきやすい玄関。
来客時に目に入る場所なので、いつもキレイにしておきたいですね。
普段の掃除
掃除機でゴミを吸い取る。または、水で濡らした新聞紙をちぎって撒き、それをホウキではいてゴミを取り除く。
ドロ汚れ
水で洗い流せる場合は「住居用洗剤」を使ってブラシでこすり、水洗い。
水が流せない場合は「住居用洗剤」を吹きかけて布で拭き取ります。玄関を開け風の通り道を作り、乾いたら終了。
天井
年に1度は天井もお掃除を。特に冬場は、ホコリやチリが暖房で暖められた空気と一緒に舞い上がって、そのまま天井に付着します。
ペーパーモップで軽くこするだけで〇K。
壁
壁も年に1度は手入れが必要。タバコを吸う人は壁紙にヤニがつき黄ばんでしまうので、半年に1回が目安。
「住居用洗剤」を雑巾にスプレーして拭きます。壁紙のつなぎ目に洗剤が入らないように注意してください。
※塗り壁や布製の壁紙など、水を吸い込む素材のものはから拭きのみ
※目立たないところで試してからおこなう
シールはがし
壁についたシールがキレイにはがせない場合はシールをドライヤーであたため、ツメで出来る限りはがします。
残ったのりのあとは、クレンザ―を含ませた雑巾でこすり取ります。最後に水拭きすればOK
網戸
窓を掃除したら、ついでに網戸も一緒に掃除して。大気中のチリなどが付着して案外汚れています。
汚れが軽い場合
ベーチャーモップの柄を短くして(短く持ち)、内側一外側の順にホコりを拭き取ったあと、雑巾で水拭きをします。
汚れがひどい場合
ペーパーモップでホコリを除いたあと、スポンジを水が滴らない程度にぬらし、「ガラス用洗剤」をつけて泡立てて、網戸全体に拭き伸ばします。
その後、水で絞った雑巾で泡を拭き取ります。
窓ガラス
掃除は天気の良い日にやるのが基本ですが、窓拭きだけはくもりの日にやるのがベター。
カラッと晴れた日は乾燥していて、窓につけた洗剤が早く乾きあとが残ってしまうからです。
まずは雑巾を水にぬらし、ゆるめに絞って汚れをざっと拭き取ります。そのあと、「ガラス用洗剤」を拭きかけ、すぐに乾
いた雑巾で拭きます。
凹凸のあるすりガラスや模様ガラスの場合は、スプレーしたあと使い古した歯ブラシでこすって、水拭きをします。
サッシは掃除機でゴミを吸い取ったあと、割箸の先に布を巻きつけたものに「住居用洗剤」を含ませこすります。
ソファ
汗や皮脂汚れがつく割には掃除を忘れがちなソファですが、長く使うためにはお手入れが欠かせません。
布張り
普段は、掃除機でホコリを吸い取る程度でOK。月に1回程度は、「衣料用中性洗剤」を薄めた液を布に含ませ固く絞って拭きます。その後、水拭き→から拭きをして。
皮張り
普段は布でから拭き。汚れが気になったら専用のクリーナー、またはミンクオイル(革靴売場、カバン売場などで販売))を少量布につけ、ムラができないように薄く塗りのばす。その後、から拭き。
合成ソファ
普段は布でから拭き。汚れが気になったら、「住居用洗剤」を布にしみ込ませ拭きあげる。
目立たない部分につけ、変色しないかどうかを確かめてから。
テレビ・電話機・パソコン・オーディオ等
電化製品の掃除には「静電気でホコリを集める掃除用具(ハンディモップ)」が便利。手垢が気になるときは「住居用洗剤」を布にしみ込ませ拭きます。
ただし、電化製品は水気厳禁のものばかりなので、取扱説明書をよく読んで慎重に。
照明器具
普段はハンディモップでホコリを取る程度で大丈夫ですが、年に1、2回は丁寧に掃除をしましょう。電源を切ってプラグを抜き、カサの部分を外します。
「住居用洗剤」を布にしみ込ませ拭いたあと、よく乾かしてから取りつけます。
エアコン
エアコンのフィルターは、季節の使いはじめに1回、シーズン中は週に2回を目安に掃除をします。
ホコリ以外にカビの胞子がたまっていることがあるので、そのまま使用すると、カビの胞子を部屋中に撒き散らすことに⋯。
フィルターをはずし、掃除機で丁寧にホコリを吸い取るか、水洗いをしてからよく乾かします。
<つづく>
※この連載は『結婚一年生』(サンクチュアリ出版)からの転載です。
次回予告
次回は、カビが生えやすいお風呂やトイレなどの掃除のポイントをご紹介します。
2021年7月14日(水)公開予定。
お楽しみに!
読者の声を募集中!
現在、「結婚一年生」の感想やコメントを募集しています。
どんな些細なことでもかまいませんので、ぜひご記入ください。
早く続きが読みたい方へ
次回まで待てない!早く続きが読みたい!という人は、ぜひこの本をお読みください。
結婚一年生
コミックエッセイで楽しく学べるいちばんわかりやすい結婚生活の教科書。
「お金」・「健康」・「マナー」・「家事」etc…をテーマに専門家を徹底取材!
いまさら人には聞けないけど、知っておきたい。新婚の主婦に必要な情報がギュッと凝縮された1冊です。
入江久絵
作者